SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:ロジャーバローズが引退…。

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今日は、先週の訃報に続いて残念なニュースを目にしました。今年のダービー馬ロジャーバローズの引退。

勝手に感じたこととか思ったことをそのままに書いています。

ロジャーバローズが引退

今年のダービー馬ロジャーバローズ。急逝したディープインパクト産駒のダービー馬。12番人気の人気薄ながらダービーでは果敢な先行策からの押し切り勝ちでダービー制覇を成し遂げた一頭。
ディープインパクトの急逝のニュースから一週間後となる2019年8月6日、ディープインパクト産駒ロジャーバローズが右前浅屈腱炎を発症、急遽引退し種牡馬入りが発表されました。

うーん、また残念なニュースです。

凱旋門賞挑戦を断念

相手関係から言ってハイレベルなダービーと見られた今年の日本ダービー、そのレースをレコードで制覇したロジャーバローズは凱旋門賞でもかなりやれるんじゃないか?という期待が持たれていました。
3歳で斤量に恵まれるし、ダービーで見せてくれた先行力はなかなかのものがありました。1枠1番の最内枠を引き当てた運に恵まれたようなところもあるかもしれませんけども、2勝馬で重賞が勝てなかったロジャーバローズがダービーで一世一代の大駆けを見せ勝利を収めたのはやはりディープインパクト産駒特有の力といいますか、サンデーサイレンス血統の大舞台に強いという血統の特徴といいますか、とかくダービーだけは今までにない光った走りでした。

ただ、母父がリブレッティスト(Librettist)ということもあって、菊花賞には向かなそうかなぁ…とはなんとなく思っていました。リブレッティスト自身もジャック・ル・マロワ賞やムーラン・ド・ロンシャン賞といったマイルのGIを勝利している血統ですし、リブレッティストの父ダンチヒ(Danzig)といったらコテコテのスピード馬、母系を見るといかにも距離持たなさそうに見えてしまいます。でも2400mのダービーの走りを見ると3000mの菊花賞は難しいにしても距離が合いそうな凱旋門賞にはもしかして…の期待をしている一面はありました。
エネイブル強いですけどね、キングジョージVI世&QEステークスでもクビ差の競り合いになっても勝ち切っちゃうわけですし。

やはり血脈のために

治療には最低9ヶ月を要する、という診断で凱旋門賞を断念、その後の引退発表。
やはり、そこにはディープインパクトの急逝が大きく影響しているんだろうな、と思ってしまいます。
ディープインパクト産駒のGI馬は数多く輩出されています。それこそディープインパクトの現役生活を彷彿とさせるような華々しい種牡馬実績です。
サンデーサイレンス産駒がGIを勝ちまくったものの後継種牡馬という意味ではディープインパクトが最有力種牡馬となったように、ディープインパクト産駒からもリーディングサイアーを狙えるほどの後継種牡馬が期待されている、ということの一端なのかなぁと思いました。
現状ではディープインパクト産駒の中でリーディングサイアーを狙えるくらいの種牡馬実績を出している種牡馬はまだいないように思えます。
サンデーサイレンス直仔のハーツクライやステイゴールド、キングカメハメハ直仔のロードカナロア、ルーラーシップといった種牡馬たちの成績に及ぶ種牡馬実績を出せていないディープインパクト産駒の種牡馬たちです。

急逝した父の後継種牡馬候補として、大事があってはいけない、という判断だったんだろうな…、と思います。
※脱線ですが、ディープインパクトの急逝によってディープインパクト全兄のブラックタイドも人気がでるのではないか、というのは個人的にちょっと思っているところです。

個人的にはスプリングSで△、京都新聞杯で○の対抗評価、という二戦だけの思い出となったロジャーバローズでしたが、ダービーでのやられた感は忘れられません。角居厩舎二頭出しはサートゥルナーリアとロジャーバローズ、二頭出しは人気薄から、という格言を改めて思い出させてくれたダービー馬でした。

ロジャーバローズには第二のお役目となる種牡馬生活でも頑張って欲しいですね。
後の古馬との戦いは同期のサートゥルナーリアやヴェロックスに任せてのんびりと、なんて。