SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:タイムオーバー以外の出走停止措置

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はレースに出走できたものの、その走りが今ひとつだったときのルールについて。ちなみに平地競走限定の話。

前回「競馬雑学:条件戦にもある優先出走権」にて優先的にレースに出走できる権利の話をしましたが、今回は「レースに出走できなくなる措置」の話です。

タイムオーバー

昔からあるタイムオーバーは、競馬ファンならなんとなく把握しているルール。

タイムオーバーはざっくり言うと、勝ち馬から所定のタイム差以上に遅れて入線(ゴール)した場合、一ヶ月間(未勝利の場合には、初回一ヶ月間、二回目は二ヶ月間、三回目以上は三ヶ月間)レースに出走できなくなる、というルールです。

タイム差は新馬戦とそれ以外で所定のタイム差が決められており、新馬戦以外の芝のレースでは1400m以下で3秒、1400m-2000m未満で4秒、2000m以上では5秒が基準となります。
ダートレースではこれに各々+1秒されます。
新馬競走でも芝のレースは+1秒、ダートレースならさらに+1秒と言う具合にタイムが定められています。

かの有名なステイゴールドも持ち前の気性の悪さでデビュー二戦目では鞍上の名手ペリエJKを持ってしてもコントロール不能、コーナーで大きく逸走してしまい、16頭中15着の馬から大差負け(勝ち馬から6.0秒差)し、タイムオーバー⇒出走停止の憂き目に遭っております。

未勝利戦の出走制限

三歳未勝利戦で三回連続八着以内に入れなかった馬は、二ヶ月間出走できない、というルールがあります。

これは知らなかった。

JRAのホームページには「平成31年1月1日以降に」という記載があるので最近できたルールなんじゃないかと。

"八着以内"とあるので、未勝利戦の直近三戦の成績のうちどれかに八着以上の着順があればセーフ、直近三戦の成績が全て九着以下ならこの出走制限に引っ掛かってしまい二ヶ月間の出走停止、レースに出ることができなくなってしまいます。
例えば、三戦連続二桁着順の未勝利馬が数ヶ月ぶりに出走してきたとしたら、それは出走制限に引っ掛かっていてレースが使えなかったということになります。

レースを使いつつ良くするという仕上げ方も昔にはあったので、仕上がっていない馬を負け前提で出走させるようなこともあったようですが、近年は「レースに出走するからにはしっかり仕上げてきてくださいよ。」というJRAからのメッセージを感じます。優先出走権のルールと今回の出走制限(出走停止)のルールは、よりレベルの高いレースを開催するためのルールということなんだろうと思います。