SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2021:ジャパンカップ、京阪杯、京都2歳S

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今週はジャパンカップ、今年も豪華メンバーが集結しコントレイルの引退レースに集う四頭のダービー馬。
同日裏開催では最終レースに重賞京阪杯、前日には京都2歳Sとこちらも注目。

平場では注目している馬の出走はありませんでした。
今週は、京阪杯にエイティーンガールが出走するだけのようです。

ジャパンカップ

引退レースとしてこのジャパンカップがラストランとなるコントレイルを始め、今年のダービー馬シャフリヤールに加え、2018年ダービー馬ワグネリアンに2016年ダービー馬マカヒキ、ジャパンカップという東京2400mの舞台らしいダービー馬四頭の競演。よく考えてみるとマカヒキ以外の三頭は全て福永JKの手綱によるダービー制覇ですね。

ここはやはり前走天皇賞(秋)でも勝ったエフフォーリアを上回る上がりの脚で迫った二着馬コントレイルが注目を集めそうなレースです。
無敗でクラシック三冠を達成した後、挑んだ古馬との初対戦の舞台は去年のジャパンカップ、さすがに現役最強を誇るアーモンドアイの壁に跳ね返された格好でしたがそれでもアーモンドアイを上回る上がりの脚を使って二着を死守、その後休養に入り今年の大阪杯より始動、注目されたグランアレグリアとの競り合いを制したものの三着に終わりました。
前走天皇賞(秋)でもグランアレグリアとクビ差競り勝ったのですが、コントレイルに一馬身差付けて勝利したのは三歳馬エフフォーリア、無敗のクラシック三冠達成後は未勝利に終わっているコントレイルですが、やはりここでも中心なのは間違いなく、引退レースで悔いのないレースを期待したくなります。
東京2400mといえばやはり内枠、コントレイルは1枠2番に入りました。有利な内枠でさらに盤石なように思えてきます。昨年のリベンジに加えて、グランアレグリアが先週の引退レースを勝って有終の美を飾りました。コントレイルもそれに続きたい。

次点となりそうなのが今年のダービー馬シャフリヤール、秋初戦だった前走神戸新聞杯は四着とこれまでの走りが嘘のような敗戦となってしまいましたが、あれは不良馬場に敗因を求めて今回はパンパンの良馬場となる東京コースと条件を戻して改めて見直しとなる一戦です。
共同通信杯のときはエフフォーリアに完敗だったレース振りがダービーでは逆転し、先に抜け出したエフフォーリアをわずかに差し切って優勝、そのダービー二着馬が天皇賞(秋)で古馬を相手に快勝していることを考えれば、シャフリヤールの実力も古馬に十分通用して然りと思えます。
コース条件もシャフリヤールの好走条件に合っていますし、ここは期待。

もう一頭は東京コース巧者のオーソリティ。
アルゼンチン共和国杯を連覇で改めて東京の中長距離は走ると実感したオーソリティ、東京コースでは重賞四戦三勝二着一回と連対率100%を誇っています。
青葉賞勝利の後で故障しダービーを回避せざるを得なかったことが悔やまれますが、逆にそこで無理しなかったことでここまで大成できたと考えることも。前走は今回のメンバーと単純に比較できませんが、得意の東京コースで去年のグローリーヴェイズのような立ち位置で上位に割って入る実力馬の一頭に見えます。

ジャパンカップといえば伝統の京都大賞典からのローテは気になります。今年は上位三頭とも出走してきます。勝ったのはマカヒキ、二着四歳馬アリストテレス、三着馬キセキとなかなかの実力馬が揃っています。
世間的には四歳馬アリストテレスのほうに注目が行きそうな気がしますが、個人的にはもしかしたらのマカヒキ、八歳馬ですが前走の京都大賞典で見せた末脚はお見事、上がり三ハロンの脚はメンバー中最速ではありませんでしたが、先に前を行くキセキやアリストテレスなどをまとめて差し切って先頭でゴールに駆け込む姿は往年の姿を感じさせるものでした。
さすがに八歳馬のキャリアで軽視されそうですが、2017年の大阪杯やジャパンカップ、2019年大阪杯とジャパンカップ、このGI四戦はいずれも四着と複勝圏内まであと一歩のところまで迫っており、ジャパンカップの東京2400mへの適性が窺えます。(去年はJC九着でしたが)

今年は外国馬も気になる二頭、ジャパンとブルームの二頭。
ブルームは懐かしのヴィジャボードの血を受継ぐ牡馬、名手ムーアJKの手綱でヴィジャボードが三着に終わったジャパンカップに挑みます。ヴィジャボードって二年連続ジャパンカップ出走して、初出走が五着、翌年三着だったんですよね。血統的にはブルームが走っても不思議じゃないはず。加えて2枠3番と内枠でコントレイルとシャフリヤールの二頭に挟まれるような格好でのスタートになる点も良いような気がします。(横目に見ながらレースを進められる、と言う点で)

もう一頭のジャパンは鞍上武豊JKで前走BCターフではブルームが先着しましたが、これまでの実績はジャパンの方が上、こちらも気になる一頭です。ただ8枠18番と大外枠、ちょっと恵まれてない感じがします。

あとは雨が降るならモズベッロが気になりますが、残念ながら天気予報は晴れ模様。ここは実力通りの戦いに。

京阪杯

ここはやはり古馬のシヴァージと四連勝中で勢いのあるレイハリアの二頭を中心とした争いになりそうなレースです。
特にシヴァージは、去年(2020年の)一年間、出るレース全てで上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出すも五着が精一杯という勝ち切れないレースが続いていましたが、今年初戦となったシルクロードSでは後方から一気の末脚で快勝、しかし本番高松宮記念ではケガで悔しい回避でした。そこからリステッド競走二戦するも敗退、秋初戦のスプリンターズSでは一転して前目ポジションを取る競馬で流れに乗って二着馬のレシステンシアときわどい二着争い(結果三着)に成長を感じさせるレース振りでした。
去年の京阪杯では後方からの追い込みで五着、勝ち馬とは0.2秒差とまずまず走っており、コース相性も悪くなく、注目の一頭です。

しかし、今年は三歳馬が強い。未勝利戦から四連勝で一気に重賞も二連勝と勢いがあるレイハリア、三歳牝馬で別定戦斤量53キロというのもプラス要素です。
スプリンターズSは回避しましたが来年のスプリント路線で活躍が見込まれる一頭。葵Sでハナ差競り合ったヨカヨカはその後に北九州記念で古馬を一蹴する重賞勝利を挙げましたし、三着馬オールアットワンスもその次走ではアイビスSDで新潟千直マスターのライオンボス以下古馬勢を退けて勝利を収めました。
その二頭に勝ったレイハリアがキーンランドCを古馬相手に勝ち切るのは必然だったように思えます。ここでも中心視。

レイハリアが勝利したキーンランドCの二着馬がいつも注目しているエイティーンガールなんですけど、うーん。贔屓目に見ても苦戦しそうなメンバーに思えます。京都コースならなぁ、阪神コースだからなぁ、どうなんだろう。

それならオールアットワンスのほうが期待値は高いかなと言う感じがしています。アイビスSDの走りは見事でしたし、オールアットワンスを本命にして初めて的中を得られました。
思えばカンナSで▲評価で勝ち切り、そこから中京2歳SやマーガレットSでも本命にしていましたが五着と予想が噛み合っていなかった感じがあります。
ただ、前走の古馬初対戦は斤量51キロのオールアットワンスに対して、ライオンボスは斤量57キロ、加えてオールアットワンスは7枠14番とライオンボス(6枠12番)よりも外枠からのスタートと、条件としては恵まれていた感はあります。成長分を考慮してここは検討したいところです。

京都2歳S

前評判の高い素質馬四頭がいずれも新馬勝ち直後の一戦一勝馬として挑む重賞。武豊JK騎乗のトゥデイイズザデイと川田JK騎乗のフィデル、福永JK騎乗のキャンデセントにデムーロJK騎乗の牝馬ライラックと四頭が人気を集めそうなレース。

トゥデイイズザデイは単勝1倍台の期待を背負った2000mの新馬戦という今回と同距離からの出走。スローペースでの逃げ切りという展開だったのですが上がりタイムは34.0秒、ラスト二ハロンは11.1 - 11.2と後続を完封というレース振り、一番人気も納得のレース振りでした。完成度の高い印象の新馬戦でした。

フィデルも単勝1.1倍という圧倒的な一番人気だったのですが、小倉1800mの新馬戦から休養を挟んでの出走となります。
前半は抑えて三コーナー付近から徐々に進出、二番手をに浮上すると最後は軽く鞍上の川田JKが仕掛けただけで逃げ馬を捕らえて一馬身差で勝利を収めました。着差以上に余裕のある走りでしたし、上位三頭からそれ以下は八馬身差が付いていることを考えても上位三頭はレベルが高かった印象があります。トゥデイイズザデイとは好勝負できそうです。新馬戦ではゲートも良かったしここも期待できそう。

キャンデセントは新潟2000m新馬戦からの出走です。
道中行きっぷりは今一つだったような走りも、勝負所から脚を使っていき、他馬とは別格の末脚を使って前を差し切ってしまいました。
鞍上の福永JKがレース後のコメントでエンジンの掛かりが遅いというようなコメントをしていたので阪神コースにコース替わりしてどうなのかなぁと思うところはあります。ただ福永JKが引き続き継続騎乗ですし好勝負してくれそう。

そしてデムーロJKのライラック。
札幌2歳Sの勝ち馬ブラックホールの半妹という良血、ただゴールドシップからオルフェーヴルという替わり方でどうでるかは未知数。
新馬戦では人気を二分した二着入線の牡馬が上がり三ハロン最速の脚を繰り出して追い込んで来たのですが早目抜け出したライラックが押し切ったような格好。
紅一点でここに出走してくるあたり、他の牝馬とは一線を画す印象があります。