SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:レーティングってなに?

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はレーティングとは何かについて初心者に分かるくらいの感じで簡単に解説してみます。

レーティングはレベルを示す指標

競馬に親しんでくると、レーティングという単語を聞くことがあります。
レーティングとは、統一基準によって数値化された指標で、強さやレベルの高さを数字で表現したものになります。

単位は競馬発祥の地イギリスにちなんで(いるんだと思う)ポンドで表現されます。

最近ではGI出走権にもレーティングが関係することもあります。トライアルレースで上位の馬が最優先でGIに出走できるのは従来通りですが、その他の出走馬は従来、賞金順で決められていたのが賞金以外にレーティング上位五頭という基準も新たに追加されています。ただし、このレーティングによる優先出走権はレーティング110(牝馬の場合106)以上の馬が対象のようです。

レーティングにはレースと競走馬の二種類がある

レーティングという指標にはレースレベルを示すレーティングと、競走馬の能力を数値化したサラブレッドランキング(レーティング順のランキング)という二種類のレーティングが存在します。

レースのレーティングには重賞競走等レーティングとGI競走プレレーティングの二種類があり、競走馬のレーティングは「日本のランキング=JPNサラブレッドランキング」と「世界統一ランキング=ロンジンワールドベストレースホースランキング」の二つのランキングが存在します。

競走馬のレーティング

日本馬がレースを走った結果によって採点された結果、そのポイント値によってレーティング値が決まり順位付けされるのがJPNサラブレッドランキングです。

このランキングは日本と海外のレースを対象に、どれくらいの強さ(着差)でどれだけの格のレースを何位で走り切ったかによってポイントが付与されます。またその際に着差だけでなく斤量差や牡馬牝馬という性別の差も加味されて計算されています。

イクイノックスがレーティング世界一位というニュースが報じられましたが、このイクイノックスがレーティングトップとなったのはJPNサラブレッドランキングだけでなく、世界統一ランキングであるロンジンワールドベストレースホースランキングのレーティング一位となった、ということです。
ちなみにロンジンワールドベストレースホースランキングの六位にはタイトルホルダー、10位タイにウシュバテソーロが食い込んでいます。

ロンジンワールドベストレースホースランキングもJPNサラブレッドランキングもJRAのサイトで公開されていますので確認してみると新たな発見があるかもしれません。

レースのレーティング

レースレベルを図るために使えそうな指標であるレースレーティングは、それぞれの競走で上位四頭(一着~四着までの馬)のレーティング平均値によってそのレースレベルを示すレースレーティングの数字となります。

試しに2023年上半期のGIとダービー前哨戦の上位四頭のレーティング平均値を出してみました。

日本ダービー : 118.25
オークス : 112.5
NHKマイルC : 111.25
皐月賞 : 116.25
青葉賞 : 110.25
京都新聞杯 : 108.25
プリンシパルS : 104

ダービーはやはり三歳馬の頂点を決めるレースとして高レーティング値になっています。オークスは勝ったリバティアイランドはレーティング高評価だったのですが二着以下のレーティング値がダービー上位馬より低くNHKマイルCと同じくらいに留まっています。

高いレーティング値となったダービーの各前哨戦では青葉賞だけが110を超えるレーティング値となっており、青葉賞二着だったハーツコンチェルトが三着に好走した理由がなんとなくここにありそうです。ただ上位二頭は皐月賞の上位二頭だったことから、やはり皐月賞のレーティング値がどのダービー前哨戦よりも高いというのは納得の結果となっています。

こうやって数字を見渡してみると、レース間の比較が手軽に数字でできるというのはなかなか予想に使えそうな指標に思えます。実際には調子とかレース中のロスなどもあるので一概にこの数字だけが全てということでもありませんが。