今週は祝日を入れて三日間開催、土曜に2歳戦サウジアラビアRC、日曜が毎日王冠、月曜(祝)が京都大賞典と三日で重賞三鞍。しかもその重賞の裏開催では三日ともオープン特別と予想しがいがあります。
平場では、祝日の9日(月)東京9R昇仙峡特別にレッドベルアームが鞍上戸崎JKで、京都6R1勝クラスにはワイドアウェイクが鞍上川端JKでそれぞれ出走予定。
レッドベルアームは昇級初戦で初ダートだった前走を三着、さらに距離を延ばして東京ダート2100m戦に挑みます。人気しそうですがここは期待できそうな一鞍です。
毎日王冠
マイラーズC勝利から復活を感じさせるシュネルマイスターと、そのシュネルマイスターに安田記念で勝利したソングラインの二頭が府中1800mで秋初戦を迎えます。
シュネルマイスターはマイラーズCでも安田記念でも上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出しており、去年のサリオスのように毎日王冠を隔年で二度目の勝利もありそうな期待感があります。着外も海外遠征だったり距離が合わないスプリント戦だったりと敗因はある程度予想できる範囲ということもあって、2021年に勝利した毎日王冠なら勝ち切るまでの期待はさせてくれる存在と言えそうです。
ただヴィクトリアマイルと安田記念を連勝したソングラインはシュネルマイスターにとって強敵、以前NHKマイルCで僅差で勝利した二頭の対戦は今年の安田記念で0.2秒差となっていました。加えて今回はソングラインにとって初距離となる1800m、東京コースが得意なソングラインですが初距離という点でちょっとシュネルマイスターより人気は割り引きとなりそうです。
同じ東京1800mの重賞エプソムCを勝利しているジャスティンカフェも気になる存在です。去年の毎日王冠二着馬ということもあって実績もありますし、毎回しっかり上がりの脚も使っていて東京コースの瞬発力勝負も向いていそうです。雨が降って馬場が渋ったらジャスティンカフェのほうが人気しそうな感じがします。
こうなると人気サイドの決着になってしまいそうです。そこで単穴くらいになりそうな三歳馬も検討の余地がありそう。成績的には三連勝で重賞制覇したエルトンバローズ、ラジオNIKKEI賞の勝ち馬です。
今年のラジオNIKKEI賞は三着のレーベンスティールがセントライト記念でソールオリエンスを撃破して菊花賞に名乗りをあげたことは記憶に新しいところです。それに勝ったエルトンバローズだと古馬との初対戦であっても期待を持たせてくれます。
もう一頭のエエヤンも春はNHKマイルCで着外になったとは言えNZT勝ちのある重賞馬、地力はありそうですが三連勝全て中山マイル戦ということと東京コースの1800m/2000mは新馬戦と未勝利戦で敗退していることもあって取捨はちょっと枠順を見てからという感じです。
穴目だとフェーングロッテンが気になっています。
今年重賞を僅差で二着三着を続けていたのですが、前走七夕賞を大敗、ただ2000mの重賞で勝ち負けしていた実力馬と言うこともあり一ハロンの距離短縮で人気が落ちているここでの好走があるかもと気になっています。これも内枠引いたら検討かなぁ。
サウジアラビアRC
新馬戦で破格の能力を発揮したボンドガールが人気を一本被りしそうなレースです。
確かにボンドガールの新馬戦は上位六頭全てがその後の未勝利戦を勝ち上がっていて、かなりレベルの高かった新馬戦と話題になっています。
二着に負かしたチェルヴィニアが次走の未勝利戦で二着以下を六馬身、タイム差1.0秒差でちぎって圧勝していたり、三着馬コラソンビートが直後の未勝利戦を勝利後にオープン特別ダリア賞を勝利して二連勝、四着マスクオールウィンも次走勝ち上がり、ダリア賞三着、カンナS二着と勝ち負け、五着馬アンジュグルーヴはダート転戦したが次走僅差の二着の後三走目で勝ち上がり、六着と着外だったキャットファイトも直後の未勝利勝利後にアスター賞を勝利して二連勝していて、後から見るとこんなレベル高かったんだなぁと思う新馬戦でした。それを勝ったのがボンドガールとなればここでの人気も仕方ないかなという感じがします。
ただ、もう一頭の大物候補シュトラウスもボンドガール同様に抜けた存在になりそうです。新馬戦は二着以下を九馬身差と圧勝でした。レースレベルが低かったということもなさそうで三着馬は次走未勝利戦を二着したのち、三戦目はダートを使って初勝利を挙げていて決して負けた馬が弱かったということもなさそうです。
穴を探すのは難しいかなぁという感じがするレース、朝日杯の勝ち馬を輩出しているレースでもありますし、狙うとしてもヒモ穴くらいかなぁという感じがします。
京都大賞典
去年勝利したヴェラアズールの秋初戦、ジャパンカップ連覇に向けてここはすんなり勝ち切りたいところです。ただ去年の有馬記念から調子を落としているのか精彩を欠くレース振り、去年勝利した京都大賞典で復活なるか注目が集まります。一番人気にならなさそうというのも良い感じですが、去年が阪神2400mだったのに対して今年は今日と2400mとコース替わりする点も気にしたいポイントになりそうです。
ヴェラアズールと同様に、阪神2400mの京都大賞典で気になっていたのが目黒記念好走からの出走馬とマーメイドS勝利からの出走馬、今年は目黒記念勝利のヒートオンビートとマーメイドS勝利のビッグリボンの二頭が出走してきます。これに加えて二年前二着があるボッケリーニ、今年も鳴尾記念で勝利していて七歳でもまだまだ元気。ただ、この三頭も阪神2400mならかなり有力だったのが京都2400mの開催はどう影響するかはしっかり考えておこうと思います。
あと気になるのはブローザホーン、そもそも新装京都コース2200mの準オープンクラスで二着以下を0.8秒差の圧勝がありますし、その次走函館記念三着好走があってその次走札幌日経オープンを二着以下六馬身差、タイム差1.0秒差とちぎって圧勝、今年の函館記念はレースレベルが高かったこともあり、勝ち馬ローシャムパークは秋初戦のオールカマーを快勝しています。ブローザホーンも一発あるかも、と気になっています。
穴目なら新潟記念で好走を見せたプラダリアとインプレス辺りも展開次第ではあるかもと気になっていますが、なかなか絞るのが難しいかも。しっかり絞り込んで行きます。