SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:マーチSで穴馬探しをやってみる

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は、春の連続GI開幕週となる週ですが、GIじゃなくダート重賞マーチSを考えてみます。

斤量に注目してみる

ハンデ戦でも重い斤量で好走するレースと軽い斤量の馬が好走するレース、という特徴がああります。

重い斤量の馬が好走するレースといえば、新潟大賞典が有名です。新潟大賞典はハンデ戦らしくなく軽ハンデの馬よりトップハンデの馬が実力を発揮して勝ち切るレース。2022年と2023年共にトップハンデの馬が優勝しています。

軽い斤量の馬が好走するレース、といえばマーメイドSが思いつきます。毎年軽ハンデの馬が馬券になるというレースです。

ダート重賞マーチSはハンデ戦ですが重い斤量の馬が活躍する傾向があるレースです。57.5kgあたりが走りごろな斤量という印象があります。あとハンデ戦で穴狙いの定石になる軽ハンデの馬は好走実績がなく、軽くても斤量54kg以上はないと好走しない傾向があります。

単穴一発狙いをするなら

単穴一発狙いでアタマを穴目で馬券を的中させるとなかなかの高配当にありつけます。
マーチSは近二年こそ単勝10倍を切っていますが、2021年勝ち馬レピアーウィットと2019年勝ち馬サトノティターンは単勝10倍越えの単穴が勝利していて荒れています。

レピアーウィットはマーチS勝利の前走は武蔵野Sで10着と大敗していました。その二走前にアハルテケSを一番人気しながら11着と大敗していたこととルメールJK騎乗のダート転向後無敗の三連勝中だったアメリカンシードが単勝1.4倍と圧倒的な一番人気に推されていたこともあって、人気がなかったという側面があります。

ただレピアーウィットの成績自体を見返すと、前年のマーチSは上がり三ハロンメンバー中最速の脚を使って三着、さらに同じ中山1800mのラジオ日本賞を勝利していて中山ダート1800mの実績があったコース巧者だった面がありました。ただ以前にポルックスS14着大敗があってややここでは人気にならなかったように思えます。

サトノティターンはマーチS勝利は昇級初戦で重賞初制覇でした。中山実績が皆無でこの勝利したマーチSは中山コース最初で最後の出走となっています。
成績からは東京ダート2100mで勝ち上がってきたように見える馬で、東京ダート2100mの専門家になるようなイメージでしたが、同年のエルムSと同様に上がり最速の脚で差し切っているあたり、ある程度レースが流れて末脚勝負ができる展開がハマったような感じがします。
あと、後述しますが、出走馬中最重量級となる馬体重572kgの巨漢で馬格があったことも勝因の一つなのかも。

ヒモ穴狙いをするなら

2023年と2022年は単勝10倍を切る人気馬が勝利を収めています。しかし2023年は三着に11番人気キタノヴィジョンが、2022年は二着に12番人気のケンシンコウがそれぞれ入線してヒモ荒れとなりました。(※ただ2022年は三着が人気馬二頭同着だったのでその分だけオッズが下がってしまいましたが)

2023年三着のキタノヴィジョンは…、うーん普通じゃあ狙えないなぁ。して言えばレピアーウィットと同様に中山ダート1800mの師走S勝利や新馬勝ちがあるのでコース巧者の面があることと、着順はさておきレースで上がりの脚が使える実績を備えていたことがあるでしょうか。あと2勝クラスの勝利は中山ダート2400mという特殊なコースを捲り気味に早目の仕掛けから押し切って快勝しています。
展開の助けが必要なタイプですが、ここだけは何かハマった感じ。

2022年で12番人気の二着だったケンシンコウも中山実績はあまり豊富ではなく、未勝利戦で勝利があるだけ。ある程度流れた道中のペースに上手く乗って好位で折り合えたのが良かったように思えます。前目でメンバー中二位の上がりの脚を使っており重賞馬の地力を見せた格好のように思えました。

馬格があるかどうか

マーチSはパワーが要求されるレースの特徴があって、馬体重480kgに満たない馬格の馬の出番はほとんどありません。

2023年ハヤブサナンデクンは514kgの馬体重でしたし、二着ウィリアムバローズや三着キタノヴィジョンも490kg台の馬格を持っています。クビ差で四着敗退のロードヴァレンチは474kgとこの条件を満たしていないのでこのクビ差は馬格の差?とは言い過ぎかもしれませんが、馬格が要求されるレースなのは間違いなさそうです。

2022年も勝ったメイショウハリオは492kg、二着ケンシンコウも500kg(マイナス体重だったので普段は500kg超えの馬体重)でしたし、三着同着のブルベアイリーデが496kgで、ヒストリーメイカーは524kgと雄大な馬格を持っています。
これらに敵わなかった五着カデナや六着デュープロセスは共に馬体重474kgでの出走でした。さらにデュープロセスとアタマ差オメガレインボーも462kgとどの馬も480kg未満の馬体重となっています。

馬格がある馬が活躍するレース、もし馬格がない馬が人気を集めていたら疑ってみるのも良いかもしれません。

マーチSで穴馬を狙おう

今週は高松宮記念というGIが開催されるものの、その裏で開催される中山メインレースのマーチSを考えてみました。雑学程度に。