SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

振返2024:東京11R-日本ダービー

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この日、唯一ハズしたレースがこのダービーでした。しかし好レースに満足感はあるレースだったのも実感としてあって不思議な感じ。

予想の結果:

2着:○15番:ジャスティンミラノ
 …
6着:△6番:コスモキュランダ
7着:▲11番:シュガークン
 …
9着:◎12番:シックスペンス

馬券の結果:

的中した買い目には「=アタリ!」
外れた買い目には「=ハズレ」
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単勝:12番:シックスペンス=ハズレ
複勝:6番:コスモキュランダ=ハズレ
馬連:12-15、11-12、11-15=ハズレ
馬単:12-15、12-11=ハズレ
ワイド:6-12、6-15、6-11=ハズレ
三連複:ボックス:6、11、12、15=ハズレ
三連単:12-15-11、12-15-6=ハズレ

振り返って

晴天の東京競馬場、馬場も好コンディションで芝もダートも良馬場での開催となりダービーの大一番を迎えるにふさわしい舞台が整ったように見えました。
ファンファーレからゲートインが続々と進んでいきます。大一番のスタンド前ですが落ち着いた各馬がスムーズにゲートインを進めていきます。こうして日本ダービーがスタートを迎えました。

ハナに行くのはシュガークンと思ったら、エコロヴァルツが一気に押してハナを奪います。出遅れてやむなく(予定変更の)追込み一気を決めた朝日杯から皐月賞でも後方待機からの上がり最速を記録していたので、エコロヴァルツが、まさかここで思い切った逃げを打つとは思っていませんでした。冷静に考えてみると共同通信杯も番手だったしコスモス賞では二番手から捲り気味に先頭を奪って押し切っているエコロヴァルツ、あとで考えれば納得なのですがレース中にはエコロヴァルツがまさかの逃げと思っていました。

これまでGI朝日杯や皐月賞とは違った好スタートを決めて逃げを打つエコロヴァルツ、そして続くのがシュガークン二番手、三番手にはスタートから並んでいたようなダノンデサイル、その外にジャスティンミラノと続きます。
シックスペンスは中団待機

向正面でコスモキュランダが押し上げて行き前に取り付いてきました。

各馬三コーナーから四コーナーに差し掛かります。

先頭はエコロヴァルツですが早くもシュガークンや外から(いつの間に?)サンライズアースが並び掛けてきています。
直後の並びもコスモキュランダにジャスティンミラノ、ダノンデサイル。

最後の直線へ

先頭はエコロもシュガークンが抜けてくる、ラチ沿いからダノンデサイル、外からジャスティンミラノ。ダノンデサイルが抜け出した、二番手はジャスティンミラノ、完全に抜け出したダノンデサイルがまったくロスのないイン抜けで外から伸びを見せるジャスティンミラノを抜かせないレース振り、この二頭が粘り込みを図るシュガークンやエコロヴァルツを置き去りにし抜け出します。
直線半ばまでは競っていたような格好だったのがあっという間にダノンデサイルが抜け出して先頭に立ちます。そしてジャスティンミラノは二番手、さらに後続からシンエンペラーが抜け出してきますがこれは三番手まで。

ダノンデサイルが先頭でダービーのゴールを駆け抜けて行く姿を、なんだかちょっと脱力しながら観ていた今年の日本ダービーでした。勝ったのはダノンデサイル。

皐月賞を発走直前にケガで取消となったことでゲートに辿り着けなかったクラシック初戦の積もっていた力をここで発揮したようなレース振りでした。しかしこれはどちらかというと鞍上の横山(典)JKの好騎乗のほうに目を向けた方がいいのかも、と思いました。

ダノンデサイルの動きをよく見るとスタートから終始イン(横山(典)JKのインタビューでもポケットに上手く入った、と表現されていました)を確保、番手で進めていたのですがまったくロスのない内ラチ沿いを進んでいます。最後の直線へ入ってからも逃げたエコロヴァルツとシュガークンの二頭が並んでいるところ、一瞬内が空いた隙間を突いて内ラチ沿いからあっという間に抜け出していきました。
ロジャーバローズのダービー(このときは逃げでしたが)の時のように、一切ロスのない内ラチ沿いを終始ぐるっと回って距離損のないレース振り、改めて大ベテランの勝負師振りを実感したレースだったような気がしました。

個人的に驚きだったのがサンライズアース、15番人気で四着と好走を見せました。

たぶん誰も話題にしないだろうからここに記録しておくようにします。

サンライズアースの道中の動きを見ていると、かなり池添JKが思い切った動きをしているのが分かります。スタートから抑えて一コーナーに入る時は最後方待機、後方二番手コスモキュランダがそもそも前から二馬身くらい遅れを取っているのですが、そこからさらに二馬身から三馬身といった最後方待機、向正面半ばくらいからコスモキュランダがスパート開始、持ち前のロングスパートで前に仕掛けて行くのですが、それを待っていたようにサンライズアースの池添JKも積極的に動いて行きます。
序盤で抑えた分だけ仕掛けてから一気に前に取り付いて行くのですが、これがコスモキュランダを上回る行きっぷりで三コーナーに差し掛かる時には既に二番手三番手のジャスティンミラノやシュガークンをかわして逃げるエコロヴァルツに並ぶ位の格好、レース観戦中はこの次点からようやくサンライズアースの姿を認識しました。
四コーナーをカーブするときにはエコロヴァルツとシュガークンにならんで外サンライズアース、コスモキュランダが思い切って早目に前に取り付いて行ったと見えましたが、コスモキュランダを上回る積極的な走りで上がって行ったのがサンライズアース、さらに最後の直線では逃げたエコロヴァルツやシュガークンをとらえて、コスモキュランダの追撃も抑えた四着でした。
たぶんこれはスローと決め打ち(ないし前半でスローだからポジションとらないといけないって見切った)池添JKが前に取り付いていかないと勝負にならない、という判断からコスモキュランダと似たタイミングで積極的に前に出て、最後は力の差が出た格好でしたが後続を抑えて四着に入ったあたり池添JKの好騎乗を感じました。

たぶん世間的には横山(典)JKの好騎乗に注目すると思いますが、個人的にはこの池添JKのレース運びにも感じ入ったダービーでした。ハズレたけど今年も好レースで満足感があります。