SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:史上初の三強対決ジャパンカップを終わってから考える

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。というよりは今回は雑記。

今日は、史上初の三冠馬三頭がしのぎを削ったジャパンカップを終えて、結果が出てからもう一回考え直してみたいと思います。

アーモンドアイの快勝

終わってみればアーモンドアイがその強さを見せつけての快勝、引退レースで有終の美を飾る勝利で幕を閉じました。
史上初のGI9勝馬の誕生と、歴代の生涯獲得賞金でもトップとなりました。

三冠馬対決

アーモンドアイを予想から切ってしまったのは完全に失策でした。結果を見れば三冠馬三頭による上位独占、競馬でこんなに人気通りに名馬同士が圧倒的な名馬の力を見せつけて競り合うという展開になることは思っていませんでした。競馬って割と「頂上決戦」とか「○強対決」という煽りがあった時って、「なぜこの馬が…?」なんて穴馬が一頭は紛れ込むことが多くて、オールスター戦でもスター同士で決着するというシーンは割と珍しいようなイメージがあります。

しかしそこを跳ね返しての三冠馬三頭によるドリームレースの決着、お見事。

よぎった昔の三冠馬対決

アーモンドアイを切った理由は叩き二走目の引退レースだったことと、「昔のジャパンカップの三強対決」がよぎったせいでした。そのジャパンカップは1984年、新旧の三冠馬二頭が集ったミスターシービーとシンボリルドルフという二頭の三冠馬によるジャパンカップです。

そのとき勝利したのはカツラギエース、日本馬初のジャパンカップ勝利としてその名は輝いています。

たぶんこのときの競馬ファンは「シンボリルドルフが抜け出した。」「外から一気にミスターシービー」「届くか?届くか?」「日本のトップ二頭が外国馬を従えてゴールイン」というゴール前を期待していたんだと思います。
しかし、元々番手で競馬する先行馬のカツラギエースがハナを切って逃げると向正面で二番手以下を突き放す大逃げ、距離はカツラギエースの適距離より長かったはずのジャパンカップで直線をよく踏ん張って、後続を振り切って先頭でゴールインします。

このときのカツラギエースとなる穴馬が三冠馬三頭以外から出てくるのではないか、なんて考えてしまったのが運のツキというやつでした。
結局三冠馬三頭の決着にすっきりしたような、穴馬の台頭がなかったことにモヤモヤしたような、そんなレースでした。

いや、良いレースだったのは否定のしようがありません。

引退のアーモンドアイとこれからの三歳馬

アーモンドアイは引退してしまいますが、三歳馬であるコントレイルとデアリングタクトは来年どのようなローテを進むか非常に気になります。
堅実に国内戦を戦うのであれば、デアリングタクトはヴィクトリアマイルから安田記念というマイルGI二戦じゃないかと思いますし、コントレイルは大阪杯から宝塚記念という中距離GI二戦ということになりますが、これだけの名馬ですから、やはり世界を目指してくるだろうなぁという感じはしてきます。
ジャパンカップは負けてしまいましたが、ここはゆっくり休養して来年の飛躍を期待したい二頭です。

そしてジャパンカップ勝利でとうとう世代交代を許さなかった歴史的な名馬といえるアーモンドアイ、思えばいままで負けたのはスタートでロスがあった場合だけのような印象があります。
スタート五分なら絶対負けない、絶対はないはずの競馬ですがアーモンドアイは真っ向勝負なら誰にも負けることなくターフを去って行きました。
そして引退後となる次のステージでも活躍が期待されます。

アーモンドアイは名馬を輩出する?

アーモンドアイ引退で次は名馬と呼べる産駒を輩出するのか、と言う点はやはり気になります。
と、いうのも最強牝馬は期待が大きいせいか名馬を輩出できていない印象です。(現役時代にビックレースを数多く使った、というせいかもしれないのですが)
ヒシアマゾン、ダイワスカーレット、ウオッカ、ジェンティルドンナ、中にはエアグルーヴのような例外だってありますけど、最強馬は最強馬からと必ずしも言えないところに競馬の面白さがあります。

逆に、例外の例外として名馬が名馬を産むこともありますので、これも盛り上がることは必至、アーモンドアイには是非とも良い産駒をターフに送り出して欲しいと思いました。
穴党の予想を絶対的な力で打ち砕くような名馬の誕生を。