ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日はリステッド競走のゼッケンがきっかけとなった話。
ゼッケン
ゼッケンとは、レースに出走する競走馬に装着する布で、馬を識別するために競走馬の馬番と馬名が印字されています。
一部では有名な話ですが、素材は競馬場で回収されたペットボトルを100%リサイクルして生成された繊維が使われています。
大レースではレース番号やレース名やが印字されていたり、ジャパンカップでは片方が英文字の馬名で印字されているなどの特別なデザインになっています。
発端は⇒リステッド競走を見ていると…
リステッド競走を見ていると、ゼッケンがいつもと違う。これなんだろう?
と思ったところからちょっと調べてみた内容です。
普通は黒地に白字のゼッケン番号や馬名の文字で表記されているのですが、リステッド競走の文字はなんとなく白くないような…黄色?と思ったところで、リステッド競走はその他のオープン特別との違いを出そうとしているんだなぁと思ったところが発端でした。
競走別のゼッケンの色
参考になったのは
https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=43669
こちら。
平場と呼ばれる一般競走では白地に黒文字のゼッケンを使用します。
未勝利戦とか3歳上1勝クラスのようにレース名がないレースでのゼッケンのデザインです。
特別競走は黒地に白文字のゼッケンが使用されています。
これは1勝クラスでも2勝クラスでも準オープンクラスでもオープンクラスでも同じデザインが使われています。要するにクラスを問わず、"レースにレース名が付いていれば特別競走"なので、同一のデザインとなっています。
オープンクラスのレースの内、リステッド競走は黒地に黄色文字のゼッケンとなっています。
オープン特別のレースでも特別な「L」の付くリステッド競走は他の特別競走と違って文字が黄色になっています。
GⅢやその他重賞(2021年現在の葵Sのようなグレードが付いていない[重賞]表記のレースも含む)は、深緑の地に白文字。
GⅡは赤地に白文字のゼッケンが使用されています。
重賞になると、一目でレースの格が分るように地の色が変わってカラフルになるようです。
GIは紫紺色の地に白文字、なのですが、クラシックレース(桜花賞・皐月賞・オークス・菊花賞)だけは文字が黄色になります。
GIとなるとやはり特別なレースということもあり、高貴な紫地が使われているのかなぁと。
ただしGIの中でも例外中の例外となる日本ダービーだけは白地に黒文字、一般競走と同じデザインとなっています。
これは古くからの伝統を踏まえて(たぶん基本となった)白地に黒文字が使われている、ということらしいです。ただし他の競走との差別化としてゼッケンの白地に金の刺繍が入っているそうです。