ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日は春のクラシックレース(桜花賞・オークス、皐月賞・ダービー)を改めて振り返って秋の最後の一冠に思いを馳せようという趣旨です。
牝馬クラシック
二冠馬スターズオンアースが骨折、ただ症状自体は軽度のようで秋には間に合いそうな感じで秋華賞で牝馬クラシック三冠を掛けて勝負の秋になりそうです。
ただ、春無冠に終わったサークルオブライフの巻き返しもありそうな今年の秋華賞。
桜花賞トライアルチューリップ賞も含めて春は一勝もできませんでしたが、決して勝てないレースというわけでもなくチューリップ賞も桜花賞も負けてなお強しの印象を残していました。
ただオークスは…、距離の壁なのかアクシデントで気持ちが切れてしまっていたのか謎の大敗、母がスプリンター色が強かったので2000mの秋華賞はどうなのかなという感じはちょっとしてきます。
そのいっぽうでサークルオブライフと互角に戦ってきたナミュールはオークス三着、距離延びても走れるところを見せていることから、秋華賞の期待値はサークルオブライフより上がってきそうな感じがします。ただ、ナミュールってなんだかGI前哨戦の勝ちっぷりが鮮やかで本番デキ落ちしているようなイメージ。もし直行ローテだとなんだか気になってくる存在。
あとはオークスでナミュールに先着となる二着スタニングローズは、個人的に思い入れのあるバラ一族の久々の活躍馬としてかなり気になる存在です。
ローズバドの孫で一族からは久々の重賞馬の誕生となったフラワーCの勝利、オークス二着もあって秋華賞の2000mもこなせそう。春の主役スターズオンアースの次点としてはこの馬なのかも。
ガラッと変わりがちな牝馬クラシックの有力馬、秋に向けて新しいスターの誕生にも注目していこうと思います。個人的に秋に向けて「大原S」を三歳牝馬が勝ち切るようなことがあれば、その動向は気になってきます。
牡馬クラシック
ドウデュースは凱旋門賞に行くのか?
前年のシャフリヤールのタイムを0.6秒上回るレースレコードを叩きだしてダービー制覇のドウデュース。
※正式に凱旋門賞挑戦を表明し、ドウデュースは凱旋門賞に出走登録されたそうです。凱旋門賞直行の模様。
ダービーで強いレース振りを見せたのは勝ったドウデュースだけでなく、二着のイクイノックスもそうだったように思います。
競馬雑学:ダービー外枠の好走馬は強い - SpecialなWeekを目指す競馬日記
で考えたように、ダービーは外枠が不利、不利な中でもロスがあるレース内容で最後は勝ったドウデュースに確実に詰め寄っていて、改めて強い内容だったと思いました。
菊花賞で父キタサンブラックとの親子制覇が掛かる最後の一冠、次こそはで菊花賞を制したこれまでの菊花賞馬と重なる部分もあって秋は初戦から注目したい存在です。
と、思っていたら、イクイノックスに脚部不安の報が。屈腱炎という診断には至らず症状はそれほど重くないようですが、うーん。
皐月賞馬ジオグリフはダービーこそ着外に敗退してしまいましたが、やっぱり距離じゃないかなぁと思うところがあります。
朝日杯フューチュリティSでは1600mのマイル戦は忙しく流れに乗れなかった、という話もあったので、現時点でいえば1800m-2000mベストという馬なのかなぁと。ただダービー後に軽度の骨折に見舞われた模様、三ヶ月程度の休養を要するということで、思い切って秋は○○と思い切ったローテがあるかもしれません。
でもイクイノックス同様ジオグリフも軽度の骨折が判明し、治療を要するそうです。他にダービー出走馬ではマテンロウレオも骨折のニュースがありましたので、ダービーの激闘ぶりが伝わってきます。
本番はさておき、秋の前哨戦で再注目されそうなのがダービー三着のアスクビクターモアです。たぶん関東馬なので秋初戦はセントライト記念だろうと。
この馬の中山巧者振りは春のクラシック戦線でまざまざと見せつけられて来ました。秋初戦が中山2200mのセントライト記念なら何番人気でも本命視(と現時点では思っている)じゃないかと。
加えて東京2400mであれだけ走ったのも意外でした。割と盲点になりそうだけど菊花賞に近い位置にいるような感じがします。
皐月賞とダービーで連続四着となったダノンベルーガ、ダービー一番人気でしたが期待を裏切る格好になってしまいました。
この馬も東京コースが合っているという話で、すんなり菊花賞出走かというとちょっと微妙な感じがします。東京コースを意識して天皇賞(秋)参戦もあるんじゃないかなぁと。
ただ父ハーツクライという血統を考えると3000mの菊花賞は一概に合ってないとも言い難く、どちらに出走するか気になる一頭と言えそうです。
ちょっとクラシックとは脱線しますが、ダービー17着マテンロウオリオン、ダービーこそ残念な結果でしたが、シンザン記念で重賞初制覇のあとニュージーランドTとNHKマイルCの二戦を勝ち馬とタイム差なしの二着とマイルではこの世代でもトップクラスの実力を見せました。
NHKマイルCで四着敗退のセリフォスに先着しており、そのセリフォスが安田記念では古馬相手に鋭く伸び四着と健闘したことを考えると、秋は確実にマイル路線で走ってきそうな一頭に思えます。