SpecialなWeekを目指す競馬日記

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競馬雑学:種牡馬リーディングの上位に変化の兆しがある

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は種牡馬の勢力図について思ったことを。

2022年の種牡馬リーディング

まずは昨年2022年の種牡馬リーディングの順位から復習。

首位はディープインパクト、続いてロードカナロア、ハーツクライと前年と同じトップ3が続きます。
四位以下はキズナ、ドゥラメンテ、キングカメハメハと前年からドゥラメンテが上がってきたくらいでキズナとキングカメハメハは同じような順位。
さらにルーラーシップ、モーリス、エピファネイア、ダイワメジャーとこれも前年のトップ10入り(モーリスは12位からのトップ10入りですが)とそう変わらない顔ぶれとなっています。

ここしばらくは似たような顔ぶれの種牡馬がリーディングの上位に名を連ねていました。

2023年7月現在のリーディング

今年2023年の前半も終わったところでリーディングの順位を確認してみました。(7月16日現在)

首位はロードカナロア、出走頭数や出走回数が他の種牡馬と比べてかなり多く、母数の多さからリーディングトップを走っています。
二位には昨年から産駒が好調のドゥラメンテ、さらに産駒数が減っているにも関わらず高い水準で産駒を送り出しているディープインパクトが三位で続きます。

四位はキズナ、リーディングの順位は2021年と2022年の二年連続四位で今年もトップ3に次ぐ四位をキープしています。
さらにそこに続くのがハーツクライ、モーリスとなっています。最近産駒が好調なイメージのモーリス。
トップ10入りしているのはここにキタサンブラック、ハービンジャー、ルーラーシップとなっていますが、まだまだトップ10以下の種牡馬との逆転はありそうです。

トップの顔ぶれを見ると…

ディープインパクト、キングカメハメハと一世を風靡した種牡馬は既にこの世になく、早世後に産駒が活躍した感のあるドゥラメンテ、2021年に種牡馬引退のハーツクライも今年2023年3月に旅立ってしまいました。

堅実に活躍する産駒を輩出してきたダイワメジャーも、年齢がいっていることもあって昨年くらいから種付け頭数はある程度制限されているような傾向が見て取れます。

ルーラーシップは相変わらず精力的に産駒を輩出していますが、やはり年齢もあってか全盛期から比べて種付け頭数もある程度減少していて、初年度から200頭を超える種付けをこなしてきたのが2020年からは半数程度に、産駒数も減ってきています。

こうなると、2023年リーディングサイヤーが狙えそうなロードカナロアに、二年連続四位だったキズナが押し上がって上位に入ってきそうな感じがします。

モーリスは種付け頭数自体は年々減っているものの、産駒の活躍で良質な繁殖牝馬を集めています。アーモンドアイとかヴィルシーナと言ったGI馬だったり、二年連続でソダシの兄弟はモーリス産駒ですし、ジェンティルドンナやリスグラシューのモーリス産駒が2023年デビュー予定と産地の期待が伝わってくる配合が盛りだくさんです。

エピファネイアはデアリングタクトにエフフォーリアと二年連続でクラシックホースを送り出した勢いはやや落ちているものの、まだまだこれからの種牡馬です。

ガラッと変わりそうな勢力図

2023年でもリーディング上位に名を連ねてさらにGI馬を輩出するディープインパクトの偉大さを実感するリーディングの順位ですが、ここから一気にリーディング上位の種牡馬の顔ぶれが変わるということもありそうな感じがします。