SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:競走馬の個性となる毛色の種類

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は競走馬の毛色の種類を並べてみます。

基礎知識

被毛と長毛の二種類の毛の組み合わせで競走馬の毛は構成されています。

被毛が全身の皮膚に生えている短い毛のことを言い、
長毛は読んで字のごとく長い毛、たてがみや尻尾、頭頂部から垂れる前髪といった長い毛を指しています。

鹿毛

褐色の毛色で最も大多数の競走馬の毛色が鹿毛です。色自体は明るい色もあれば暗い色もあります。
四肢(足先)の先は黒色の毛色になるのが他の毛色と比べて見分けるポイントになります。

一番有名な鹿毛の馬がディープインパクトです。ザ・競走馬と言えば鹿毛の馬が個人的には一番イメージが強い毛色です。ほぼ大多数の競走馬がこの鹿毛で生まれることからもなじみが深い毛色です。

黒鹿毛

鹿毛より黒に近い赤褐色の毛色ですが、目の周辺とか脇・脾腹は褐色、四肢の先は黒色の毛色となる馬です。
鹿毛より黒みがある毛色なので黒鹿毛と呼ばれています。

一番有名な黒鹿毛といえばナリタブライアン、個人的にはスペシャルウィークとブエナビスタの親子が黒鹿毛です。

青鹿毛

全身は概ね黒色の被毛で覆われているのですが、黒鹿毛と同様に目の周辺とか脇・脾腹は褐色の毛色の場合、青鹿毛と呼ばれる毛色となります。
ここ、個人的には初心者の時に紛らわしかったところですが、"黒"鹿毛よりも"青"鹿毛のほうが黒いんです。後述する青毛もそうですが「青」と付く毛色の方が黒いというのがなんとも不思議です。

一番有名な青鹿毛といえばやはりコントレイルでしょうか。でも本記事現在ではイクイノックスという人もいるかもしれません。
個人的に贔屓にしてたエイティーンガールも青鹿毛でした。

青毛

被毛と長毛の両方が黒色の毛色で包まれた馬です。全身が黒色の毛なのに「青毛」という分類になる不思議。毛先が褐色に近づいて他の毛色(黒鹿毛や青鹿毛)のように見えることもあるそうです。
ただし毛色は黒くても(褐色に変化していても)その下の肌の色が青いことで光の反射具合で青に見えるらしいです。

一番有名な青毛というとやっぱシーザリオでしょうか。でも産駒に青毛は一頭もいないという。本記事現在では現役のヴェラアズールも青毛です。

栗毛

全身が黄色掛かった褐色をしており、長毛が茶褐色の毛色になります。
ただ栗毛の中には長毛が白い馬もいて、その場合「尾花栗毛」などと呼ばれることもあります。(ただし、毛色としては同じ栗毛と扱われます。)

栗毛で一番有名なのはやっぱりオルフェーヴルでしょうか。時代が違うとミホノブルボンというファンもいそうですし、個人的にはマヤノトップガンも捨てがたいです。

栃栗毛

栗毛の一種っぽいのですが被毛に栗毛よりも黒みが掛かった毛色が混ざります。栗毛よりも色が落ち着いたブラウンという感じでしょうか。
長毛は黒色に近い色合いから白に近い色合いのものまでいろいろ。この辺は前述の尾花栗毛と同様です。
栃栗毛は日本だけの分類らしく、栗毛も栃栗毛も海外競馬ではchestnut(チェスナット)らしいです。栃栗毛の分類があるなら栃の実でマロンとか言われていたのかも。

一番有名な栃栗毛といえばちょっと世代が古いけどサッカーボーイじゃないかなと思います。ただ個人的にはサクラローレルとマーベラスサンデーという同世代の二頭も捨てがたい。

芦毛

栗毛や鹿毛、青毛に白い毛が混ざって生えている毛色が芦毛と呼ばれる毛色になります。割と見た目に分かりやすい芦毛は概ね灰色のような色合いに全身がなっているのですが、一部分かりにくいことに鹿毛にしか見えないけど若干白い毛が混じっていて、年を重ねる毎に白くなっていき「あ、芦毛だったんだ」と再認識することがあります。
ちなみに、若駒の時代には灰色に見える(ことが多い)のでグレーホースと言われることもあります。クロノジェネシスが若駒のときは黒鹿毛だとばっかり思っていたのですが、年々白い毛が増えていき「芦毛だったんだ」と改めて実感したことがあります。

一番有名な芦毛はやっぱアイドルホースのオグリキャップでしょうか。平成三強の一角ビワハヤヒデや名優メジロマックイーンも有名です。クロフネやゴールドシップも含め結構芦毛の馬ってキャラが立っていますね。

白毛

突然変異でしか生まれないとされている貴重な毛色が白毛です。年を経て全身が白い毛で全身が覆われる芦毛と違って、生まれたときからずっと真っ白、いわゆる白馬です。昔話の王子様の代名詞たる白馬は出生率の少なさで貴重な存在だったことと関係しているのかも。

一番有名な白毛馬は満場一致でソダシでしょう。というより白毛馬自体はその存在自体が珍しく、活躍馬があまり輩出されなかった歴史があって、ソダシが特例だったと言えそうです。

頭数の少ない毛色

白毛馬が珍しく貴重な存在なのは有名ですが、競馬初心者が意外に思うのが栃栗毛や青毛もかなり数が少なくて貴重な存在ということです。芦毛より頭数は少ないというのが意外に思った記憶があります。

白毛は見た目に貴重なのは分かるのですが、青毛は青鹿毛との見分けだったり栃栗毛は栗毛とで見分けが付きにくかったりということもあって、あまり実感が湧かないのですが、青毛や栃栗毛も貴重な毛色というのは覚えておくとちょっと通っぽいです。
ちなみに青毛より栃栗毛のほうが数が少ないです。

黄金の馬

ちょっとした小話。
栗毛はその毛色から光の反射で黄金のように光る馬に見えることもあります。個人的に好きなローエングリンは見事な栗毛で汗が光に反射した具合で輝いて見えることがありました。(贔屓目あり)

アハルテケSとレース名にもなっている品種アハルテケは特徴的な毛色から「黄金の馬」と呼ばれています。

この他にもJRAの分類以外の毛色もあるようです。