SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:勝浦JKが引退

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は穴党には御用達の勝浦JKが引退するということが公表され、その思い出を。

テレビ東京ウイニング競馬で発表

テレビ見ていたら皐月賞の日に引退と発表された勝浦正樹騎手。
4月14日の引退まで開催日はあと三日、何鞍騎乗かはさておき、最後まで"らしい"騎乗がみたいものです。

穴の勝浦JK

勝浦JKといえば「穴の勝浦JK」でファンに親しまれる存在です。とにかく予想の上をいく人気薄での好走が多い。特に10番人気以下の大穴で勝ち切ってしまうというレース振りに穴のイメージが強く付いたんじゃないかと思います。

これはデビューして間もない若手時代からずっとその傾向があって、競馬雑誌で穴騎手の特集記事なんて読んでいると、だいたいは勝浦JKの名前が出てくるという感じでした。江田(照)JKと同じカテゴリ。

個人的に思い出の一鞍

個人の思い出から、勝浦JKの活躍したレースの中で思い入れの一鞍。それは2017年のマーチSです。

このときのレースは10番人気のインカンテーションをテン乗りで見事勝利に導いて前年からの低迷から抜け出す復活を演出しました。またインカンテーションの単穴一発だけでなく三着に11番人気のアルタイルが入線して大荒れしたレースでした。ちなみに三着に入ったアルタイルの鞍上は先に引退し田中勝春元騎手(現調教師)です。

このときは予想が全然まとまらなくて、△候補が三頭から絞り込めず諦めて◎○▲の三頭だけで勝負したレースでした。

予想2017:中山11R-マーチS - SpecialなWeekを目指す競馬日記

で結果はというと、本命にしたディアデルレイが二着、勝ったのは勝浦JK騎乗の▲インカンテーションで、三着に△三頭で迷った中の一頭アルタイルが入線して大荒れとなりました。△の馬三頭共狙ったとしても荒れたのでかなりのオッズになっていました。

振り返り2017:中山11R-マーチS - SpecialなWeekを目指す競馬日記

結局複勝と馬連&ワイドの的中に留まりましたが、インカンテーションをアタマで勝負した人はもう勝浦JKに感謝してもしきれないほどになっていたんじゃないかと想像します。

しかもこの年の秋にディアデルレイの福島民友Cから勝浦JKが手綱を取り、オープン特別を二連勝、そのままディアデルレイの主戦になり地方移籍まで手綱を取ることになります。

その他の思い出の馬

前述のインカンテーションはテン乗りで結局マーチS意外に騎乗することはなかったのですが、より有名で継続騎乗したこの他の勝浦JKのお手馬を個人的に記憶に残っている順にご紹介します。

テレグノシス

勝浦JKといえばで出てくるのはやっぱりテレグノシスでしょう。ちょっとオールドファンな感じですが。

以前にも話題にしました。

競馬雑学:テレグノシスが旅立つ - SpecialなWeekを目指す競馬日記

GI初勝利となった2002年NHKマイルCもあるしそこから勝ち切れないレースが続いたけど一年後の復活勝利とかも鞍上勝浦JKでしたし、一番個人的なベストレースはその翌年となる2004年毎日王冠、ここでローエングリンとワンツーフィニッシュ、ただ個人的に本命だったローエングリンを半馬身鮮やかに差し切ってしまったのはちょっとやり過ぎ(のせいでハズレ)でした。

テレグノシスのはローエングリンと出走レースが被ることが多かったので、ローエングリンのファンだった自分にはとても親しみを持っています。あと、ローエングリンと違ってGIでもきっちり複勝圏内に走っているのが良かったですよね。

グラスボンバー

テレグノシス引退後のお手馬と言えばグラスボンバーでした。
条件戦でも騎乗していましたが、本格的に主戦となったのは準オープンクラスのショウナンSで勝利を収めてから。その後のオープンクラスの騎乗は一戦を除いて全て勝浦JKが騎乗しています。


福島記念を始めとして福島2000mは庭とも言えるほど活躍を見せた一頭ですが、時計の掛かる荒れた馬場も得意としており、開催の進んだ東京コースのエプソムCも隔年で好走を見せて2008年は12番人気で三着、同年の福島記念は14番人気で三着と穴の勝浦JKの真骨頂を見せました。

ゴスホークケン

スーパー○外スピード馬です。勝浦JKに朝日杯S勝利というGI二勝目をもたらしてくれた一頭です。
残念ながら朝日杯以降勝ちに恵まれませんでしたが、その後も何回か勝浦JKの騎乗で軽快な逃げを見せてくれました。

現役生活では二勝と恵まれませんでした(とはいえそのうちの一つがGIなので恵まれているとも言える)が、その後種牡馬になって重賞馬マルターズアポジー(鞍上武士沢JK)を輩出します。父と同じくスピードを感じさせる逃げで重賞三勝はゴスホークケンが少ない産駒しか輩出していない中でも結果を残したことを感じさせてくれました。

ニシノデイジー

近年ではやはりニシノデイジーとの二人三脚で歩んだレースが一番じゃないでしょうか。
デビューから手綱を取った勝浦JKが三連勝を決めてGIホープフルSへ駒を進めます。ここでサートゥルナーリアに0.3秒差の三着に終わるものの重賞二連勝の実力は見せてくれたレース振りでした。

その後サッパリ勝てなくなってしまい、コンビ解消となってしまいましたがニシノデイジー自身はジャンプに舞台を移してGIの大舞台で勝ち負けをしています。

人望を感じさせた鞍上

最近は有力馬の主戦になったとしてもかなりドライな乗り替わりは少なくありません。特に目立ったミスもない中でも乗り替わりが発生することもありします。

勝浦JKの騎乗馬は結構主戦として長い目で任せられているケースも多く見られるので、ここは勝浦JKに対する信頼あってのことなのかなぁと思いました。二桁人気の馬を勝たせる、ってそうそうできるものじゃないと思います。

今後はまだ未定とのことですので、また競馬界のどこかで活躍を観ることができるといいですね。