SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2024:日本ダービー、目黒記念、葵S

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今週はいよいよ春の競馬の祭典日本ダービー、上半期で一番競馬が盛り上がる日。
恒例のダービー当日最終12Rは目黒記念が開催、前日には1200m三歳重賞の葵Sと重賞三鞍。

平場では、日曜東京3R未勝利戦にビップチェイスが鞍上江田JKで出走予定、京都では9R與杼(よど)特別にレッドベルアームが鞍上幸JKで出走予定と二鞍。
なかなか初勝利が遠いPOG馬ビップチェイス、今回が四戦目ですがレース毎に着順は上げてきていて、前走から引き続きベテラン江田(照)JKの手綱、既に未勝利戦で勝ち負け多数のタンゴバイラリンを始めとして、勝ち負け実績がある馬も多数出走しており相手関係は楽ではありませんが、ひとまず好走を期待しています。
レッドベルアームは、昇級初戦から意識させてくれた2勝クラスの勝ち上がりが遠い、前走で勝ち負けしようやくメドが立ったかも。期待しています。

日本ダービー

サトノエピックの回避で登録馬18頭が全て出走となった今年の日本ダービーです。
皐月賞上位四頭はそのまま出走してきますし、前哨戦の青葉賞を勝ったシュガークンも強そうです。プリンシパルS勝利のダノンエアズロックは鞍上モレイラJKだし、NHKマイルCをぶっつけで四着好走のゴンバデカーブースも叩き二走目と走りごろ。

しかし、一番気になっているのは三戦三勝無敗でスプリングSを勝利してダービーに直行したシックスペンスが現状一番気になる一頭です。
皐月賞トライアルであるスプリングSを快勝しながら、皐月賞をパスしてダービーへ直行という不思議なローテ、一説には歩様が良くないという話でレース間隔を取らないといけないタイプと言うことなのかなと思います。
これまでの戦歴は全て中山コースで1600m戦、前走の初重賞が初距離1800m戦だったことから、今回は初の左回りや一気に600mの距離延長となることがどう影響するかということが未知数なのは予想を難しくしてしまいますが、皐月賞のトップどころとは初対決となるこのダービーでいきなり結果を出してくるシーンがあってもいいんじゃないかと。ここは気になっています。

あと、今年はレガレイラの牡馬クラシック参戦でウオッカ以来の牝馬によるダービー制覇にも注目が集まっています。ただ、ウオッカ以降は二頭しか出走がなく、牝馬のレベルが毎年高いと言われている近年でも2021年のサトノレイナス五着(とはいえ三着馬からハナ差で三頭横並びの五着)が目立つ程度となかなか難しい牝馬のダービー挑戦、ただサトノレイナスは8枠16番と枠に恵まれなかった感はありますがレガレイラは1枠2番と好枠を引き当てました。前走は掲示板争いも六着と着外でしたが外から伸びを見せシンエンペラー(五着)と競り合った末脚は距離延びてさらに良さを発揮してくれそうな感じがします。ここも(好枠を引いただけに)気になっています。

もう一つ、そのレガレイラと掲示板争いをしたシンエンペラーが気になっています。
と、いうのも、レガレイラ牝馬の皐月賞挑戦で、なんとなく2017年の牡馬クラシックを思い出しています。このときは皐月賞五着のレイデオロがダービーで巻き返して見事勝利、藤沢調教師をダービートレーナーに押し上げました。そのときの二着がスワーヴリチャードということで、産駒のレガレイラと皐月賞五着のシンエンペラーが気になっているという感じです。ただシンエンペラーはレガレイラと違って7枠13番と外目の枠に入ってしまいました。やっぱりちょっと自分の目の付け所が違うのかもしれません。

あと、2017年で気になったのが大外枠の不利がありながら三着に入った青葉賞の勝ち馬アドミラブル、青葉賞の今年の勝ち馬シュガークンが気になってきます。
大寒桜賞を逃げ切り勝利して挑んだ青葉賞、好位差しくらいの感じで最後は二着ショウナンラプンタにアタマ差まで迫られましたが勝ち切りました。距離適性も既に見せていますし、二月デビューから四走と使ったレース数もまずまず。負けたのは新馬戦のみでまだ底は見せていないと思いますし、鞍上は武豊JKと、期待できそうな要素はたくさんあります。
去年も青葉賞二着からダービー三着ハーツコンチェルトが馬券になったこともあって、青葉賞の勝ち馬が今年も…というシーンも気になっている一つです。

ただ、ここまでで気になっている馬は世間的には本線じゃない馬たち、あくまでダービーは皐月賞上位組と考えると、三戦三勝で皐月賞を制したジャスティンミラノに二着惜敗コスモキュランダの二頭は予想から外すことはできませんし、同じスワーヴリチャード産駒を狙うならレガレイラより皐月賞四着のアーバンシックだよなぁと思うところもあります。この辺は当日までに皐月賞組+別路線組である程度絞っておく必要がありそうです。

穴として面白いと思っていたのはゴンバデカーブースとエコロヴァルツなのですが、どっちも外枠に入ってしまいました。これならもっと人気なくて穴として面白い上に内枠に入っているビザンチンドリームとダノンデサイルのほうが魅力的に思えてきました。穴として気になっています。

ダノンデサイルは皐月賞除外で実質休養明け初戦がダービーになってしまった格好、京成杯はモタれてロスの多い競馬でもアーバンシックに勝利していて、その負かしたアーバンシックが皐月賞四着と好走を見せたことでダノンデサイルも評価が上がって良さそうですが人気の死角になりそうな予感。人気薄ならダノンデサイル複勝とかありかも。

一方で皐月賞は出走も13着と大敗を喫したビザンチンドリームは出遅れが全て。広いコースの方が向いているタイプだと思うので東京コースへのコース替わりはプラスに思えます。ただきさらぎ賞も勝ったとはいえ出遅れから直線勝負で差し切っていて上がりの勝負になるようなら、という条件付きにはなりそうですが、初コースでも人気薄ならこれも複勝勝負は面白そう。

本線となる上位人気馬から穴馬まで、バリエーションが広く狙えそうなのが今年の日本ダービーのように思えます。なかなか予想は難しくなりそうです。

目黒記念

ダービー直後の最終レースが古馬の2500m戦となる重賞目黒記念。ダービー後のお楽しみがもう一つという日です。

今年はフルゲートにはならなさそうですが2500mという距離に自身のありそうなタイプが多数出走してきます。

気になっているのは去年の勝ち馬ヒートオンビートです。
日経賞は七着と着外に終わりましたが、休養明けを一叩きして改めて見直したいのは去年勝っているからです。そういや去年も日経賞六着から目黒記念を勝利しています。
左回りの2500m戦は合っているような印象、個人的には目黒記念とアルゼンチン共和国杯は繋がらないレースなのですが、ヒートオンビートは2021年目黒記念二着、翌年アルゼンチン共和国杯三着、去年は目黒記念勝利から秋のアルゼンチン共和国杯三着と東京2500m戦で強い所を見せています。日経賞七着が通常運転なら一叩きして二走目のここは上げてきそうな感じがしています。

ただ、同じ2500mの重賞日経賞の上位三頭がそのまま出てくるというのも気になる要素です。
特に勝利したシュトルーヴェは日経賞の勝利までは一貫して左回りコースを使ってきて勝ち上がってきた一頭、中山初コースの前走が初の右回りで昇級初戦いきなりの初重賞をテン乗りの鮫島(駿)JKと初物づくしで勝ち切ったあたり、元々備えていた実力に加えて本格化の兆しを感じることができます。
今回は得意の東京コースで2500mのハンデ重賞、前走の勝利でハンデこそ見込まれそうですが、勝利した前走よりも合ったコース条件になってここは連勝までありそうな勝ち負け候補と言えそうです。

あと穴でシュヴァリエローズくらいでしょうか。毎回掲示板くらいには安定して走っていて馬主孝行な面が目立ちますが、前走久しぶりに三着と馬券内に入りました。前走初距離だった2400m戦でいきなり三着、その前走も2200mの京都記念に出走して三着バビットにクビ差四着と距離伸ばして結果を出してきています。
穴としてオッズが付くなら展開の助けも必要になりそうですが鞍上西村JKで勝負しても面白いかなと思っています。

葵S

うーん、かなり混戦模様になるんじゃないかと思うメンバー。

実績的にはフィリーズレビューで重賞初制覇し桜花賞五着と好走を見せた牝馬のエトヴプレと前走ファルコンS二着でオープンクラスで勝ち負けを繰り返しているオーキッドロマンスに初勝利直後にいきなりリステッド競走橘S勝利で頭角を現したガロンヌあたりでしょうか。

ただ、気になっているのはクリスアーサーが気になっています。
前走ファルコンSはブービー、その前のマーガレットSも掲示板争いも六着敗戦と二歳戦1200mのオープン特別で見せた走りが見せられていない状況です。
ただ前走は1400mの距離が合わなかったというのはありそうですし、二走前はスタート直後躓き自分のレースが出来ていなかったことが要因。条件ベストな感じがする京都1200m戦で再び好走があっても良いんじゃないかと。

同じ感じの成績でカルチャーデイもちょっと気になる一頭です。
阪神JF大敗から年明け初戦のフィリーズレビューも七着と着外に終わりました。ただどちらも前で立ち回って粘り込むカルチャーデイに展開が味方しなかった感じはありますし、葵Sの京都コース1200mの舞台は1400m重賞ファンタジーSで重賞初勝利を収めた舞台、展開一つで好走はありそうだと思います。

枠順が決定してからもうちょっと考えたいと思います。エトヴプレ、オーキッドロマンスは強いと思いますし人気も集めそうだけど、葵Sって二年前のヒモ荒れとか三年前のような単穴一発があるレースなので穴馬にも警戒したいレースです。