まだ考え中のPOG指名、前週はかなり好きな二頭であるブエナビスタとサートゥルナーリアに絡んだ血統ばかりでしたが、それ以外に見どころになりそうな血統も。
ラストクロップのドゥラメンテ産駒
2022年から急激に評価が上がってきたドゥラメンテ産駒。牡馬のタイトルホルダーに牝馬のスターズオンアース、リバティアイランドの活躍によって一気にPOGでも存在感が上がってきた印象があります。しかし今年がラストクロップ。
馬名未定(牡馬、シャンパンエニワンの2022)
ドゥラメンテ産駒のラストクロップでセレクトセールの高額取引ということもあり注目を集めている一頭、全兄ミッキーラッキーも1月に勝ち上がりを決めており、期待できそうな感じがします。
アロヒアリイ(牡馬、エスポワールの2022)
アドミラブルの半妹となるエスポワールの初仔がドゥラメンテのラストクロップという血統です。血統表を見るとなかなかのバリエーションに富んだ馬名が彩っています。
サリーチェ(牝馬、サロミナの2022)
半兄のサリオスや半姉のサラキア、サリエラといった活躍馬は記憶に新しいところで、割合で言えば二頭に一頭は走っているというサロミナの産駒。ドゥラメンテは初めての別系統の種付けで、どんな産駒になるか気になります。
ヘンリエッタ(牝馬、ドナブリーニの2022)
ジェンティルドンナの半妹、それ以降目立つ産駒は輩出されていないもののキングカメハメハ産駒でスレイマンという半兄がいることを考えると、ドゥラメンテでも期待が持てそうです。
ブリックスアンドモルタル産駒
父系を遡るとジャイアンツコーズウェイ⇒ストームキャットと続く血統、ディープインパクトのニックスに母父ストームキャットは有名配合なので、逆にブリックスアンドモルタル産駒で母父ディープインパクトという配合も良いんじゃないかと思っています。
モルビド(牝馬、マルセリーナの2022)
桜花賞馬マルセリーナの牝馬。半兄ラストドラフトやヒートオンビートと実績もある兄弟。ブリックスアンドモルタルでブレイクがあるんじゃないかと。
馬名未定(牡馬、カラクレナイの2022)
初仔でブリックスアンドモルタル産駒となる牡馬。
初仔なのでなんとも言えないところはあるものの、ブリックスアンドモルタル産駒は初年度産駒(2023年デビュー組)から芝でゴンバデカーブースやダートのイーグルノワール、アンモシエラといった芝もダートも両方で活躍馬を輩出していて、期待したくなってきます。
ちなみによくPOG指名しているレーヴデトワール産駒のうちレーヴデトワールの2023がブリックスアンドモルタル産駒、来年の話ですが気になっています。
アルレッキーノ(牡馬、チェッキーノの2022)
初仔からノッキングポイントに二番仔チェルヴィニアと続けて重賞馬を輩出しているチェッキーノの産駒。ブリックスアンドモルタルを種付けしても重賞を勝利するようなら本物かも。
オプレントジュエル(牝馬、ジュエラーの2022)
桜花賞馬ジュエラーの産駒、直近の産駒二頭が残念なことになりましたが桜花賞馬の母に追いつけ追い越せでがんばって欲しいと思います。
オッフェンバック(牡馬、ラフォルジュルネの2022)
母父スペシャルウィークというのに惹かれて検討中です。兄弟馬は目立たないけど父の系統(ストームキャットの孫世代)とスペシャルウィークは合っているような感じがします。
他にも…
前回POGでコラソンビートやレガレイラ、スウィープフィートなどの有力牝馬を多数輩出、牡馬でも個人的に気になっていたパワーホールといった有力馬をクラシックに送り出してブレイクしたスワーヴリチャード産駒は今年も注目したいところです。
さらに今年の新種牡馬の中に第二のブリックスアンドモルタル・パレスマリスに続きそうなフォーウィールドライブ(父アメリカンファラオ)の産駒が多数控えていたり、同じアメリカ血統でナダルの産駒がフォーウィールドライブを上回る産駒数のデビューを控えています。
さらに新種牡馬と言えば、長距離のフィエールマンや短距離馬のアドマイヤマーズ、タワーオブロンドンといった国内GI馬とか、ダートで力を発揮したルヴァンスレーヴにゴールドドリームと言うに問うの産駒デビューも控えています。なかなかバリエーションに富む今年の新種牡馬の産駒にも注目したい年です。