今週はいよいよ日本ダービー、三歳馬の頂点が決まる週です。
ダービー直後の12Rは目黒記念、前日には今年からGⅢに格上げとなったスプリント重賞葵Sもあります。
平場では、土曜新潟2R未勝利戦にルールザウイングスが鮫島（良）JKで出走予定。
二戦連続勝ち負けの馬や近三走で複勝圏の争いをする馬や初出走馬もいてそれらが人気となりそうで、ルールザウイングスは厳しいレースになりそうですが、阪神コース以外のレースは今回が初めてということもあり改めて期待したいと思います。
日本ダービー
本来本命視されるはずの皐月賞馬ジオグリフですが、ドレフォン産駒で東京芝2400mという距離がどうかと思われて、それほど人気が集中しないだろう今回。この距離なら逆転と思っていたイクイノックスは不利な大外枠の8枠18番を引き、本命視されるはずの二頭がややマイナスポイント。
そうなるとここはやっぱりダノンベルーガとドウデュースかなと思うダービー。それでもイクイノックスは強いような気が。皐月賞も大外枠でポジション取りにも苦労していましたが、それでも勝ったジオグリフに一馬身差の二着、皐月賞直行で馬体重＋10キロだった皐月賞で、叩き二走目となるダービーは大外枠でも結果は残しそう。
ただ、東京コースの上がりの競馬になるなら共同通信杯で見せた剛脚があるダノンベルーガはもってこいの条件ですし、この二戦で試すような競馬をしていたドウデュースだって前走上がりだけの競馬で上がり最速の脚を繰り出し一気に三着に飛び込んで来ているように末脚強烈、大外枠でマイナスポイントがあるイクイノックスと勝負できるんじゃないかと。
ただ、そんな二頭に遜色ない目立って気になるのが3枠二頭、ピースオブエイトとプラダリアです。
ピースオブエイトはデビューから三連勝で毎日杯制覇、三戦三勝で無敗の一頭、毎日杯勝利からのダービー制覇といえば去年のシャフリヤールが記憶に新しいところです。今年も"もしかしたら"があるかも。
ただ、シャフリヤールは二戦目で三着とは言え共同通信杯で東京コースの上がりの競馬でちゃんと結果を残していました。一方でピースオブエイトは今回が初コースとなる一戦、上がりの脚を持っていることはこの三戦で証明済ですが勝ちきるとなるともう一押し欲しいかも。ただピースオブエイトが勝てば毎日杯からのダービー制覇という新・王道ローテが確立されるような気がします。気になる一頭。
もう一頭のプラダリア、前哨戦の青葉賞を勝利して挑むダービーですが、なかなかに気になる一頭です。個人的に青葉賞勝ち馬はダービーで勝てないと思っているのでそこはマイナスではあるのですが、デビュー戦から二戦連続二着の後、距離延長の未勝利戦で二着以下に七馬身差を付けての圧勝、一勝馬の身ながら挑んだ初重賞の青葉賞も一発回答ならダービーも好走があっても不思議じゃないかなぁと思っています。木曜時点では3枠すごい魅力的です。
まだ週末まで時間はあります。じっくりゆっくり考えていきます。
目黒記念
メンバーをみてかなり人気が割れそうな気がする東京の中長距離戦。ハンデ戦の2500mでトップハンデのアリストテレスとボッケリーニの二頭が人気しそう。
アリストテレスは今年初戦を迎えます。去年の有馬記念六着以来の競馬、正直強いと思っていたのですがその後が案外の成績に終わっています。個人的な仮説は「実は京都巧者」京都競馬場改修工事開始から成績が落ち込んでいるのもなんか関係ありそうな気がします。（あくまで個人的な感想。）
アリストテレスが東京コースで二戦して掲示板すらないというのも、なんかこう今回人気して案外な結果に…、という前フリのような感じが。ここの取捨をどうするかは予想の第一歩になりそうかなと思っています。
一方のボッケリーニは年明け二戦して二着一回三着一回といずれもメンバーが揃ったGⅡで結果を残してのここ出走、東京の瞬発力戦というのは未知数だけどアリストテレスよりはありそうな気がします。ただ、連覇が掛かった昨年12月の中日新聞杯は斤量57.5キロを背負った影響もあってか行った行ったの展開を覆すことが出来ず四着に敗退しています。同斤量57.5キロのここはやれるんでしょうか。
去年の勝ち馬ウインキートスも出走、年明け日経賞は12着大敗でしたが、去年も日経賞15着から目黒記念を勝利しているのであまり心配しなくても良いのかもと取捨は迷い中。
鞍上が松岡JKに乗り替わりとなっているのがどうも勝負気配を感じます。
他にも松籟S勝利のベスビアナイト、プリンシパルSや前走準オープンクラスなど東京コースに適性がありそうなバジオウ、アルゼンチン共和国杯二着と乗り替わりデムーロJKで見直したいマイネルウィルトス、前走天皇賞（春）はバテバテだったけど3000m戦で結果を出していつもの距離に戻すところが狙い目なマカオンドール、人気するだろうけど東京中長距離は結果を出しているフライライクバードなど、気になる馬は多くてまだまだ迷っている段階です。
葵S
今年からようやくGⅢに格付けされた初回となる年。中京のスプリント戦ということでやはりウインマーベルは気になる一頭です。
前走橘Sを勝利、二着だったジャスパークローネに一馬身以上の差を付けての勝利でした。ウインマーベルは二歳時に中京2歳Sでも勝ったジャングロに次ぐ二着と結果は出しており、中京スプリント戦は相性がありそうなコース条件に見えます。ジャングロがこの後三連勝で重賞制覇しており、二着だったウインマーベルでもここは中心視。
二着だったジャスパークローネは重賞で二桁着順を繰り返してはいますが勝ち鞍二勝はいずれもスプリント戦、左回りのスプリント戦はデビュー戦勝利もあるし、意外と距離短縮で走ってきてもおかしくないかなと思っています。
ジャングロの二着といえばショウナンマッハ、前走マーガレットS二着は逃げ込みをはかりジャングロに差されて一馬身半差の二着でした。
以前小倉2歳Sで一番人気に推された時に本命視して七着敗退となってしまいましたが、力は付けています。福島2歳Sはウインマーベルに0.3秒差四着と負けてしまいましたが、テンの速さで押し切るならこの馬にチャンスもありそうです。ただ中京初コースというだけでなく左回りコース自体が初コース、そのあたりはちょっと慎重に検討中。
