SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:秋競馬の開幕週から最終週までの馬場を考えてみる(2022年9月)

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

秋競馬が開幕を迎えていささか時期を逸した感もありますが秋競馬スタートからの馬場を考えてみようと思います。基本的に芝コースの話で、ほとんどは個人の印象です。

最近は馬場読みが重要(な気がする)

今週はいよいよ中山開催と中京開催の最終週となります。10月に入ると東京開催と阪神開催が始まります。

最近の競馬は馬場への適性とか馬場の状態による内外の有利不利がかなりレース結果に影響するような印象があります。

本当は二週目の三日間開催あたりに考えていたのですが、最終週となるここで総括的にちょっと考えてみたいと思います。重要なのは、馬場について考えること、です。

中山競馬場の開幕週からこれまで

開幕週の中山は天候にも恵まれて良馬場に戻りセオリー通り時計の出る速い馬場でした。日曜も結局曇り空も雨はなくパンパンの良馬場で芝もダートも完全に先行有利。日曜メインの京王杯AHも例年通りの前残りで決着でした。ただミッキーブリランテが途中からハナを奪って逃げるとは思わなかったという誤算はありましたが。

二週目も土曜日は晴れた中山競馬場は芝もダートも良馬場での開催でした。
しかし日曜になって雨が降ると台風接近の影響からか芝は重馬場、ダートは不良馬場と道悪になってしまいます。土曜日はダート戦でかなり時計が出ていたのですが、これが道悪になってさらに時計が出るようになりダートでもスピードが要求されるレースが多かったような感じがします。
芝のレースでは基本は番手から粘る込むタイプなのですが、徐々に後ろから一気の末脚が決まるようになってきます。それでも番手で抜け出した馬と道中二桁番手から一気に飛んで来たタイプの組み合わせで決着というレースが多かったような印象があります。
三日開催の三日目も基本は日曜同様の番手で流れに乗ったタイプの前残り、ただ実力のある差し馬の差しが届くかどうかで勝ち負けというレースもありました。

こうして9月月末の土曜日には再び台風の影響で馬場は悪化、芝は重馬場でダートは不良馬場になります。前有利に見えましたが道中二桁番手からの追込み一気でギリギリ差し切るレースが芝で二鞍あって、徐々に前だけの傾向から差しも決まる傾向が見え隠れするようになりました。

で、9月25日オールカマーの日。
晴れ模様ですが稍重で始まった中山競馬場は途中で良馬場に回復、7Rを見ているともう差し届くだろうなと思っていた日のメインレースは大外枠の逃げ馬がレースを引っ張って終わってみれば三連複が1-2-3という内枠の先行馬+差し馬という決着でした。読みが違ったなぁと実感。ただ、オールカマーは特殊な流れとなったレースだったと特例として捉えたほうがいいような気がします。

中京競馬場の開幕週からこれまで

中京は開幕週に晴れていたけど土曜はダート重馬場だったので良馬場発表だった芝も多少は水分が含まれていたようなコンディションだった日。前に付けないと勝ち負けできないような感じでした。
日曜メインのセントウルSで人気を集めたソングラインも(適距離でなかったとはいえ)道中は後ろから行って前が止まらないレースでよく追い込んだのですが掲示板が精一杯という内容に終わりました。
二週目にもその傾向は変わらず、時計が速くてスピード能力がものをいう馬場が継続しており、スピード競馬に対応出来ない馬は苦戦を強いられていたような感じがします。差し・追い込み馬は二着とか三着が精一杯という感じがして、ローズSのサリエラとか一つ前の10R納屋橋Sで三着だったアヴェラーレなどは突き抜けるかと思える末脚を駆使しましたが、複勝圏内が精一杯という結果に終わりました。
ただ祝日の三日目には台風の影響で馬場が一変。ダートでは水が見える位の雨が降って一転して渋った馬場に悪化してしまいます。最終レースには不良馬場となり最低人気の単勝万馬券。最終コーナーで二桁番手に位置取っていた三頭が上位を独占するような上がりの競馬になっていました。
この日、(馬場が悪化する前の)他のレースでも逃げ馬は漏れなく捕まっていて、番手でレースを進めた馬か、5Rのように上がり三ハロンメンバー中最速の脚で一気に差し切ったタイプでの争いだったような気がします。潮目が変わったのはこの三日目だったのかなという感じがします。

こうして迎えた9月月末の土曜日、台風の影響を考えていたのですが、実際は天気に恵まれて馬場の回復を見せた中京競馬場、前半はもう上がりの競馬になっていて速い上がりが使えないと勝負になら内ような感じがするレースでした。ただ、野路菊Sからメインレースまでの三鞍はいずれもハナを切って逃げた馬が連対(10R夕月特別は勝利しているけど)していて、結局先行有利なの?と思ったものです。
しかし、日曜は単純に先行有利とならず、上がりの脚をどれだけ使えるかという勝負担っていたような印象があります。上がり三ハロンのタイムがそのまま結果に直結するようなレースが多かったような。そろそろペースによっては差し・追い込みの出番になっているのかも。

結論=やっぱり前残り(ただ単純じゃない)

と、このようになんとなく馬場に着目して毎週思ったことをまとめてみました。
気づいたのは台風の影響でやや思ったようなレースにならなかったことが目に付いたかなというのと、開幕週の京成杯AHのように、逃げると思っていた馬と違う馬が逃げて粘り込んでしまったので、展開の読みは合っていたのに馬が違うよ、というパターン。

前残りを見越して本来前に出る馬じゃないはずが、いつもと違う積極策で結果を残すケースもるんだなぁと実感しました。京成杯AHのミッキーブリランテです。

いよいよ最終週を迎える中山競馬場と中京競馬場。春の中山最終週となった皐月賞が開催された日の芝のレースでは内枠壊滅⇒外枠じゃないとダメ、という極端な傾向が2022年春の中山コースにありましたが、秋の中山コース最終週に同じような内枠と外枠の差が出てくるのか、土曜日の結果にちょっと注目して見たいと思います。