ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日は西村淳JK、穴ジョッキーとして注目したい活躍をみせています。
活躍目覚ましい西村淳也騎手
2023年マイルCSをエルトンバローズで挑んで四着ともう少しで届きそうだった初GI勝利は逃してしまいましたが、見せ場十分の騎乗でレースを沸かせてくれました。
しかしエルトンバローズを初勝利に導いてから四連勝、特にラジオNIKKEI賞から毎日王冠と重賞二連勝は馬の力だけでなく人馬一体となった勝利だったように思えます。
今年エルトンバローズで躍進したように思う西村淳JK、実は穴ジョッキーとしてかなり魅力的という雑談です。
ちなみにこのマイルCSの前日東京スポーツ杯2歳Sで八番人気の低評価シュバルツクーゲルを二着に残してくれて、複勝とワイドを的中させてくれたのも西村淳JKでした。
予想2023:東京11R-東スポ杯2歳S - SpecialなWeekを目指す競馬日記
振返2023:東京11R-東スポ杯2歳S - SpecialなWeekを目指す競馬日記
重賞勝利
2023年10月末現在で重賞六勝を挙げていますが、その内の四勝が2023年に挙げた勝利です。うち二勝がエルトンバローズで、残りの二勝はマーメイドS一番人気ビッグリボンとダイヤモンドS二番人気ミクソロジーです。既に前年の勝利数は射程圏に入っておりデビュー以来の自己最多勝利数72勝(2022年)を超えるのは時間の問題となっています。
2023年は西村淳JKにとって躍進の年になったというのは間違いなさそうです。
ですが、その勝利を探っていくと最低人気のギベオンで初勝利した2021年の金鯱賞がやはり印象に残ります。
予想2021:中京11R-金鯱賞 - SpecialなWeekを目指す競馬日記
振返2021:中京11R-金鯱賞 - SpecialなWeekを目指す競馬日記
予想ではキセキの逃げを追い掛ける形で、三冠馬デアリングタクトや後のGI馬ポタジェといった2000mで実績のあるタイプが揃って直線で追撃してくると思ったレースでしたが、最終的に逃げたのは鞍上西村淳JK騎乗の最低人気ギベオン、あれよあれよという間に逃げ切って単勝万馬券、だれもがやられたと思った勝利だったと思います。
ただこのような単穴一発というのはレアケース、西村淳JKの本領はヒモ穴にあります。
アイビスサマーダッシュで二年連続二着
西村淳JKは2023年アイビスSDでロードベイリーフに騎乗して三着と好走しました。このロードベイリーフ12番人気で単勝48.6倍の大穴、しかも1枠2番という内枠でまったく良いところなしだったのですが、乗り替わり西村淳JKで三着と穴をあけました。
しかし、このロードベイリーフ、実は前年2022年のアイビスSDでも三着に好走し波乱の立役者となっています。
2022年は3枠5番と内寄りの枠で単勝70.5倍の14番人気と2023年より輪を掛けて人気薄、しかし二走前の韋駄天Sで10番人気二着と好走した適性を見せ、上がり三ハロンメンバー中最速の脚を繰り出してクビ差の競り合いを制し三着入線、穴をあけました。
以前アイビスSDを含めた新潟千直の話をしたことがありますが、
競馬雑学:新潟直千の特徴を勉強 - SpecialなWeekを目指す競馬日記
この、得意なジョッキーがいる、という中に人気薄の西村淳JKを加えてもいいかもと思った二年連続ロードベイリーフを複勝圏内に持ってきた手腕でした。
2022年の二桁人気三着
ロードベイリーフの他にも2022年は重賞で二つの穴を演出していました。
京都2歳Sでは11番人気のヴェルテンベルクを導いて三着入線、トップナイフ以外の上位人気が揃って着外に沈んだこともあって波乱の結果となりました。
小倉2歳Sでは11番人気のシルフィードレーヴを展開に乗じて最後は一番人気馬とクビ差の競り合いとなった直線で競り落とし三着入線、これも二着馬が九番人気と人気薄でシルフィードレーヴと共に二頭が人気なかったことで波乱の決着となりました。
これからも狙ってみたい騎手
重賞だけでなく特別戦も含めるともっと人気薄を持ってくるシーンは増えそうです。現状では騎手で人気するということはないので人気の盲点になりがち。
個人的に感じている傾向としては、スタートが良く逃げ・先行に騎乗したときの粘り込みが穴パターンのような気がします。差し・追い込みよりも人気薄の逃げ馬・先行馬を残して穴になるパターンが多いような。(そういや直近の東スポ杯2歳Sシュバルツクーゲルも1枠1番の最内枠で道中二番手追走の粘り込みでした。)
と、いうことでこれから西村淳JKの前残りも穴パターンの一つとして予想時には考慮していこうかなと思っています。あと、夏のアイビスSDの人気薄も。