SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:同じスローなのに…?スローペースの競馬

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はちょっとよく分からなくなったスローペースの競馬。

スローペース=前残り&逃げ切り勝ち

これはもう説明の必要はないかと。
スローペースになると前が残ります。差し追い込みが届かず、余力を残した逃げ馬が逃げ切り勝ち、前で競馬した逃げ・先行馬が押し切って勝利というレース展開。
スローじゃなくても前が止まらない開幕週の馬場ってのもあります。芝が荒れてない開幕週の馬場は逃げ・先行馬が圧倒的に有利。

とかく、スローペースを味方に付ければ逃げ・先行馬は能力的に差し追い込み脚質の馬よりも有利にレースを進めることができる、ということです。

ですが、ちょっとよく分からなくなったのが、このスローペースになったときの展開。

瞬発力勝負の競馬

2018年菊花賞ではジェネラーレウーノがスローペースに落として逃げた展開によって、三コーナーから四コーナー付近から「よーいドン」の瞬発力勝負の競馬になりました。

このヨーイドンの競馬というのは長距離戦で適距離が短距離-中距離の馬が距離を克服して勝利するときにも必要になる展開と言われます。前半スローペースでまったく体力的にロスのない競馬で進んで、三コーナーから四コーナー付近から最後の直線までを対象にした「瞬発力勝負の競馬」になる競馬がヨーイドンの競馬です。
実質三コーナーから四コーナーあたりで実質的なレースがスタートしてゴールまで一気に追い比べをすることから、「瞬発力だけが要求される上がり三ハロンの追い比べ」と言うレースになります。
詳しくは

specialweek.hateblo.jp

↑こちら。

AJCCもスローだったけど

この前の2019年AJCCでもそんな気配がちょっとしたレースでした。
ステイインシアトルがハナを切って、二番手にはジェネラーレウーノが追走。ここで1000m通過タイムが62.2秒というスローペースに落ちます。
スローペースの競馬でステイインシアトルやジェネラーレウーノが最後まで脚が止まらず逃げ切るというシーンを想定していたのですが、意外や他馬、特に勝ったシャケトラあたりが三コーナーあたりから早めに仕掛けてきており、スローのせいか直線入口で先頭に立ったシャケトラが押し切るような競馬で勝利しました。
以前のような最後方に近い後方待機だったら届かなかった可能性もあるフィエールマンですが、AJCCは先行集団に近い位置取りでインから前の壁を上手く抜けて勝ったシャケトラに僅差まで迫りました。

スローペースを味方に付けたはずのジェネラーレウーノは四着。逃げたステイインシアトルは八着に敗れています。

なんか、(なんとなくの感覚ですが)ジェネラーレウーノとフィエールマンの二頭が出てスローペースになった競馬ではよーいドンで瞬発力勝負の競馬になるような気がしてなりません。(二度あることは三度ある?)

差し・追い込みが決まる馬場だった?

よく考えてみると、スローに落ちたとはいえ、AJCCの中山コースの馬場状態は差し・追い込みが割と決まる馬場だったという点は見逃せないポイントかもしれません。
平場でも差し追い込みが決まるレースがいくつもありましたし、中山競馬場は12月の開催から二ヵ月レースが開催されており、AJCCの週が最終週となっていました。

で、今週末ですが、東京開催に替わります。京都開催はそのまま。
てことは今週末からまた「前が止まらない開幕週の馬場」ってことになります。これにスローペースが加わればまた逃げ・先行有利な前残りの馬場、そこで去年的中のゲンのイイレースであるクロッカスSが東京開幕週の土曜に開催。うーんこれは予想せずにはいられませんなぁ。