SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:高速馬場に向く種牡馬と2019年凱旋門賞を考える

広告

ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は高速馬場に向く血統は?という点から2019年凱旋門賞の結果を考えてみようと思います。

以前の<競馬雑学:高速馬場ってなんです? - SpecialなWeekを目指す競馬日記>からの継続。

やっぱディープインパクト

異常な高速馬場という次元の馬場だった今年の春の東京競馬場、高速馬場特有の好タイムがレコード連発も含めてどのレースでも記録されていました。
その中でもやはりディープインパクト産駒の活躍は見逃せないところです。オークスもダービーも2019年に勝ったのはディープインパクト産駒。

速い上がりの脚が使えることが多いディープインパクト産駒は高速馬場でドスローにペースが落ちた展開におけるヨーイドンの競馬になったときに、圧倒的な強さを見せてくれます。

しかし、ちょっと待てよ…、ディープインパクトだけじゃないな、というのがこのデータ。

結局サンデーサイレンス直仔

大分昔のデータですがJRA-VANにそのまんまの記事がありました。

第595回 「高速決着」に強い種牡馬を探してみよう|データde出〜た|競馬情報ならJRA-VAN

出走数が少ない種牡馬も出走数が多い種牡馬も一緒くたで列挙されていることもあって単純にディープインパクト優位のデータにはなっていませんが、やはり出走数を考えるとディープインパクトとキングカメハメハの高速馬場適正優位な数字に見えます。
短距離戦だとサクラバクシンオー産駒も突出しているように見えます。
2012年のデータなので既に引退している種牡馬も多く、一見するとあまり当てにならないようにも見えますけども、しっかりある傾向としては
「サンデーサイレンスの直仔は高速馬場/高速決着に強い」
という傾向が見て取れます。サンデーサイレンスの仔たちはやはり高速決着に必要とされるスピード能力を備えていると考えることができそうです。

ちなみに、キングカメハメハはサンデーサイレンスが血統図にない、いわゆる「非サンデー系種牡馬」ですが、その父キングマンボは数少ない日本競馬に輸入された外国産馬のなかからエルコンドルパサーなどを輩出し日本の高速馬場適正を見せている大種牡馬です。

なんだ結局二大種牡馬ですよ。2019年の不幸が惜しまれます。

高速馬場のもう一つの特徴

逃げ馬の脚が止まらない、と言うシーンを開幕週などによく見掛けますが、これは馬場が良好な状態であればあるほどに逃げた馬がバテずにそのままゴールに駆け込むことが多くなることに繋がります。
ペースをスローに落としすぎてしまうと、後ろから瞬発力勝負のレース展開になってしまい、逃げ馬の瞬発力ではとても勝てない差し追い込み馬の台頭を許してしまいますが、高速馬場で通常ならちょっと速いかな…?くらいのペースで逃げた場合、後ろから行く馬がハイペースとみて控えることになり、結果として逃げ馬がゴールまで脚を止めることなくレースを駆け抜けてしまいます。

つまり高速馬場では逃げ・先行は平均からちょっと速いペースくらいなら有利と考えることができます。もちろんスピードが出やすい良好な高速馬場では暴走ペースになることもありますのでこの辺は騎手の腕も関係してきそうです。

凱旋門賞を勝ちたい日本競馬

凱旋門賞が開催された2019年10月6日、これまでと違い多頭数となる三頭、しかもその三頭は日本のトップレベルのGI馬という三頭で挑んだ日本馬の凱旋門賞でした。
しかし結果は残念な結果に終わりました。

高速馬場とは真逆の力が要求される欧州の馬場はその一因ではないかと考えています。

日本の高速馬場と欧州の力の要る馬場はよく「異なる馬場」と言われていますが、日本の競馬がこれだけ高速馬場になってしまうと、欧州の馬場で問われるスタミナやパワーを含めた総合力を備えた馬が輩出されないんじゃないか、となんとなく思ったりして。
そういう意味では、日本の競馬で高速馬場に対応しつつ、2018年有馬記念のようなパワーの要る馬場でも実績を残すブラストワンピースとか、天皇賞(春)や菊花賞を勝利してスタミナも兼ね備えているフィエールマン、泥んこの不良馬場の菊花賞を勝ちながら中距離戦の高速馬場にも対応するキセキの三頭が2019年の凱旋門賞に挑戦した、というのは、やはり総合力が要求される欧州の馬場に対応する実力馬だから、という点に置いてしっくりくるものがあります。

日本の競馬は、凱旋門賞は勝ちたいけどその最高峰に至るまでのレースをこなす馬場は凱旋門賞で結果を出すにはまったく異質な馬場ってところに、日本の競走馬が凱旋門賞で勝てないという状況を生み出しているのかもしれませんね。

外国産馬でもスピード能力のあるアメリカ産馬は結構走るが、重厚な欧州血統は(世界的な良血でも)期待ほど走ってくれない、という状況は90年代から続いています。

これで凱旋門賞を勝つ日本馬が誕生するとしたら、それはもう、相当強い馬なんじゃないか?と思ってしまいます。馬場を選ばないスピード血統ってことになりますから。