SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:サイアーラインとメアーライン

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はちょっとした血統用語を。

サイアーライン

主に種牡馬を差して、父の系統をさかのぼる血統をサイアーラインといいます。
例えば今年の牡馬クラシック三冠を制した三頭の父はディープインパクトです。その父の父がサンデーサイレンス、言わずと知れた大種牡馬です。その父をさかのぼるとヘイロー⇒ヘイルトゥリーズンと続きます。アメリカから日本に輸入された血統で現在日本競馬で一番主流となっている血統です。ヘイルトゥリーズンのサイアーラインはヘイローのサンデーサイレンスとロベルトのブライアンズタイムに二分されていますが、サンデーサイレンスの子孫が非常に多いのでサイアーラインとしてはサンデーサイレンスを中心として血統が広まっています。

名牝

競走成績の良い牝馬を「名牝」と称します。例えばダイワスカーレット、ウォッカのような格別な成績をおさめた牝馬は誰が異論をはさむこともなく名牝ですね。
このほかにも自身が歴史に名を遺すほどの目覚ましい活躍をしていないまでも産駒が歴史的な活躍をすると、その母である牝馬は「名牝」と称されます。例えばスカーレットブーケはGI勝ちのない重賞四勝馬ですが産駒はダイワメジャーやダイワスカーレットのようにGIを勝ちまくっています。この二頭の活躍で現役時代は名牝と呼ぶには少し足りなかったスカーレットブーケは名牝の地位を得ることになりました。

メアーライン

メアーというのは「母馬」の意味をします。要するに母方の血統のことです。ファミリーラインと表現されることもあります。
競馬は母方の血統がモノを言います。名牝の血統はメアーラインとして脈々と受け継がれていく、ということです。
ようするに良血と呼ばれている競走馬たちはいずれも母方の血統が一流であることで良血である、という言われ方をします。父の血統の良し悪しはそれほど重要視されません。ある程度は考慮されますが。
日本語では「母系」とか「牝系」という呼び方もします。例えばGI3勝で完全にブレイクした感じのあるキタサンブラックの母シュガーハートは父サクラバクシンオー産駒、母父にはジャッジアンジェルーチと決して超一流といえる良血とは言い難い血統です。サクラバクシンオーをさかのぼって、サクラユタカオー⇒テスコボーイ⇒プリンスリーギフトと遡った系統は一時代を築いた血統ではありますが、ノーザンテースト(ノーザンダンサー)やサンデーサイレンス(ヘイルトゥリーズン)ほどの勢力を持ったわけではありませんでした。
と、いうどちらかといえば一流からはちょっと落ちるような血統であるキタサンブラックがあれほどの成績をおさめて一流の仲間入りをする、というのが競馬です、面白いものです。

この間負けてしまいましたが、母ブエナビスタの初仔コロナシオンは、その母ブエナビスタの血統だけでなく、祖母のビワハイジの実績もあって、良血馬、ということになります。しかも父はキングカメハメハ、サンデーサイレンス系の牝馬には現状最高の種牡馬といえる存在です。超一流の良血馬といえそうです。成績が伴うかはさておき。