SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:馬体重とレースへの影響

広告

ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は、以前の「競馬雑学:馬体重を見るポイント - SpecialなWeekを目指す競馬日記」から馬体重の続き。より競走に繋がる点から考えてみたいと思います。

大型馬と小型馬

大型馬は自重によって加速に手間取るものの加速してからのトップスピードは(素の競走能力が高いため)小型馬に勝る。
小型馬は自重によって、素早い加速ができるものの、トップスピードは大型馬に譲る。
と、一般的には考えられます。もちろん、競走能力は競走馬一頭づつで相違するので、一般的に言える上記の考え方から、個々の能力を加味して考える必要があるため、中には小型馬でトップスピードが尋常じゃない馬もいますし、大型馬でも加速がスムーズなタイプだっています。

でも、いちおう一般的にはこういうこと、という前提でこれ以降の話を進めます。

大型馬の差し・追い込みはマイナス(なことも)

差し・追い込み脚質の場合、馬体重が500キロを超える巨漢の大型馬は割り引きが必要なケースがあります。
大型馬はその馬体重が仇となって、加速に欠ける走りとなることがあることと、大型馬は大跳びであることが多く、差しや追い込みで前が壁になると馬群をさばくのに苦労する=ロスになるケースもちょいちょいあります。器用さに欠ける点も大型馬の特徴としてあります。
大跳びの大型馬で有名なところではGI級の実力馬ながらGIを勝てなかったマチカネタンホイザなんかは記憶に残っている思い出の一頭です。

あと、平坦小回りの競馬場も大型馬よりは器用な小型馬のほうに分がありますが、近年の競馬ではある程度馬格がないと競走能力が低いこともあって、小型軽量馬ならOKというわけでもないところが難しいところです。

大型馬は斤量を背負っても強い

前述で大型馬は加速の問題から不利なのか?と思ってしまいますが、実際は大型馬のほうがレースに際しては有利です。
小型馬はある程度の斤量を背負うと、その斤量で大きく競走能力が減ぜられるという傾向が一般的にあります。これを「カンカン泣き」と言います。
斤量をカンカンといい、その斤量に泣くということが語源とされています。
個人的に思い出の馬としてはドリームジャーニー、超有名三冠馬オルフェーヴルの全兄ですが、馬体重は450キロ~460キロ台で走っていたオルフェーヴルに対してドリームジャーニーは概ね410キロ台~430キロ台の倍多重で出走していました。馬体重が軽い小型馬といえます。
しかし朝日杯勝利後も順当に重賞勝ちを重ねたドリームジャーニーはそのうち斤量を58キロを背負って出走するレースが増えてきます。それでも宝塚記念を勝利してさらに有馬記念でグランプリ連覇を達成すると、重賞では59キロ背負わされることが多くなり、重賞でも好走まではするものの勝てなくなってしまいました。

このように小型馬にとって斤量が重いことは大型馬に対するそれよりも影響が大きいことがうかがえます。