SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

香港国際競走を振り返る

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日曜は日本では阪神ジュベナイルフィリーズが開催されましたが、同じタイミングで香港シャティン競馬場でも日本馬が活躍しました。
予想はしていませんでしたが、観戦したレースを振り返って見ようと思います。

香港ヴァーズ

ステイフーリッシュの好スタート、グローリーヴェイズはまずまずのスタートもスタンド前で早目に内に入れて最後方待機となりました。
外国馬の逃げでステイフーリッシュは半馬身から一馬身くらいでの二番手を追走、向正面で逃げ馬と併せるような形に持ち込んで、悪くない位置でレースを進めていたように思えます。
グローリーヴェイズは道中は後方二番手くらい、直線勝負と対照的な位置取りになりました。

ただ、四コーナーで外に持ち出したグローリーヴェイズは脚のなくなった感のあるステイフーリッシュを尻目に外を一気に伸びて、前を行くパイルドライヴァーをとらえると一馬身差で快勝、隔年で香港ヴァーズ二勝目を挙げました。
日本でも名の知れたモレイラJKの騎乗もかなりプラスに見えました。道中はロスのないインコースで脚を溜めて、四コーナー付近から外に持ち出すと、直線は外差しで一気に先頭、流石の騎乗と思いました。

香港スプリント

もう、落馬がすべてかなぁと。

ダノンスマッシュは前から五頭目くらいの外目追走、中団待機のレシステンシアより前に位置取っていました。
四コーナー付近で一頭落馬、そこから雪崩を打ったように次々と三頭が競走中止に追い込まれていきます。
ここで、ダノンスマッシュも落馬こそしなかったものの影響を受け、脚を引っ掛けてしまい外ラチ沿いに向かって逸走を余儀なくされてしまいます。

結局、日本馬は落馬の影響が少なかった内に進路を採っていたレシステンシアだけが最後の直線で勝ち負け、脚を伸ばして迫りましたが、二着に終わりました。

ピクシーナイトが落馬の影響を受け競走中止、鞍上の福永JKと共に無事を祈ります。
とくに今年のスプリンターズSを制した将来の期待が大きい三歳馬ピクシーナイトに、いま日本で一番乗れているといえる福永JKというトップコンビ、無事であって欲しいです。

落馬はなかったとは言えダノンスマッシュも脚をぶつけており、連覇を目指した引退レースのここで力を発揮できなかったのは残念に思います。

香港マイル

福永JKがこの前の香港スプリントで落馬負傷、インディチャンプはスミヨンJKに乗り替わりとなってしまいました。
その現役生活のほとんどを主戦福永JKと共にレースに挑んできたインディチャンプの引退レースが福永JKでなかったというのはちと残念に思います。

レースではサリオスが逃げ馬を早目に捕らえて先頭に立ってレースを引っ張っていきました。

サリオスが先頭で押し切り狙うも、内からはヴァンドギャルドも迫ってきています。さらに内からダノンキングリーが前を狙うのですが、外からはゴールデンシックスティという強豪が一気に差し切って勝利し16連勝、香港マイル連覇でレースを締めました。
サリオスが粘りきって三着が日本馬最先着、しかしゴールデンシックスティという高い壁がそびえていました。

サリオス先頭で進んだ直線で、ダノンキングリーがインを突いて抜けてこようとしたとき、個人的にはダノンキングリーが勝ったか?と思ったものですが、ゴールデンシックスティはそれを上回る脚でサリオスの外から一気に前を差し切ってしまい、さらに後続を突き放すと言う伸びを見せての快勝でした。強い。

香港カップ

ラヴズオンリーユーの引退レース、道中は三番手四番手くらいを追走していました。直後にはレイパパレがピッタリ追走。ヒシイグアスは後方から二番手くらい、道中はそれほど動きはなく最終コーナーへ。

ちょっと包まれ気味かなと思ったラヴズオンリーユーですが、内から空いた所を抜けてきます。しかし、大外から一気にヒシイグアスが抜けて前を行くロシアンエンペラーに迫ってきます。
ラヴズオンリーユーはまだ動きがない…?と思っていたら、直線半ばで猛然と追撃、先頭争いをするロシアンエンペラーとヒシイグアスの間に体をねじ込むように並び掛けると、そのまま先頭争いをする二頭を競り落としてわずかに抜け出ました。
ヒシイグアスはラヴズオンリーユーと馬体を併せる格好になったところでもう一伸び、結局ラチ沿いを行くロシアンエンペラーを日本馬二頭が差し切って勝ち負け、ラヴズオンリーユーがヒシイグアスをおさえて勝利を飾りました。引退レースで有終の美、今年はなんだか引退レースで有終の美という言葉を多く使っているような気がします。

もちろん勝ったラヴズオンリーユーは強かったのですが、比較的前目でレースを進めたラヴズオンリーユーに比べて、道中から四コーナーまでは後方から二番手というほぼ最後方でレースを進めたヒシイグアスの強さも印象に残ったレースでした。
直線に向いて外に持ち出すと、馬群を一気に差し切ってラヴズオンリーユーが抜け出すより一歩先に先頭馬に取り付いていました。
しかしそこはラヴズオンリーユー、力が一枚上手だったなという印象。しかしヒシイグアスのあの走りは来年もかなり期待が持てそうな走りに見えました。

ヒシイグアスって中山で七戦四勝二着二回、そのうち重賞二勝も中山コースとほぼ完璧な走りでなんだかウインブライトのような感じがしてしまいます。来年はクイーンエリザベスⅡ世Cが(日本馬が二連覇しているレースですので)もしかしたら最大目標になるかも、なんてちょっと思いました。