京都9Rは今週の気になる馬、オールザゴーが単勝11.1倍という四番人気で勝利。
まあまあの配当でした。
スタートからオールザゴーは押し気味で前の方に付けていくように見えました。
一方の一番人気に推されたサングレーザーはスタート直後に騎手が立ち上がっているようにも見えました。抑えて後ろに位置取り、抑えたのか馬とケンカしてしまっているのかよく分からないうちに最後方待機の構えでレースが始まりました。
一番人気サングレーザーが変だ
そうして後方に下がった一番人気サングレーザーに注意が向いているうちにいつの間にやらハナに行くオールザゴー。カメラが向かないのですが実況がハナに行ったと聞こえたのでたぶん先頭だな、モニタには後方のサングレーザーが映っています。
鞍上武豊JKなんですが、騎乗の姿勢がいつものスタイルじゃありません。三コーナーに差し掛かるところでも完全に馬上では直立不動のような立ち上がっている状態で抑えているのに馬がいうこと聞かず暴走気味にスピードが上がっている感じ。グングン前に迫っていき、三コーナーに差し掛かる時には既に二番手まで順位を上げていました。
オールザゴーは相変わらず先頭で気持ちよく走っているように見えます。三コーナーに入っても折り合いもついているようで、特に問題あるように見えませんが、その外からサングレーザーが絡んでくる気配が見えます。これちょっとペースが速くなっちゃったらやだなぁ…と思いながら三コーナーに向かっていく各馬を見つめます。
三コーナーで気になるのはやっぱり先頭のオールザゴーよりも一番人気のサングレーザーです。とにかく武豊JKがいつもの姿勢で騎乗していないところがどうしても気になる。完全に尻を突いて直立していてモンキーじゃないんです。なんでだろ?気になります。
三コーナーで…
オールザゴー先頭のまま向正面から三コーナーに差し掛かります。二番手にはもちろんサングレーザー、遅れて一頭セイイーグルが三番手、そこから離れてようやく先行集団が形勢されているような状況。
オールザゴーがマイペースで逃げれているかはかなり気になるところですが、浜中JKは割と馬の行く気に任せて道中流して、行った行ったのレースを作ってゴールするのは昔から上手、と思っていますのでここは信じて先頭を見つめます。
ようやく落ち着いたのかサングレーザーの鞍上武豊JKの騎乗姿勢もいつものモンキースタイルに戻っていました。ちょっと気が悪いのか馬が若いのか、一番人気だけに気になるところですね。
四コーナーから最後の直線へ
四コーナーでもこれといった争いはなく、先頭はオールザゴーのまま最後の直線に入っていきます。
その外には仕掛けてくるサングレーザー、インで包まれそうなのは三番手でレースを進めたセイイーグル、先行集団からナンヨーマーズが四コーナーのカーブを曲がっているところで抜け出して早めに捕まえに行こうとしています。そのナンヨーマーズの外、大外にはサロニカが末脚を利かせようとしていますしさらにその外、大外にはナムラライラが末脚勝負を仕掛けていきます。
しかしインで悠々と走っているオールザゴーは外を回した他馬よりも先に直線に入っていきます。サングレーザーもオールザゴーに馬体を併せに行こうとしているように見えますが、それよりも脚色よくナンヨーマーズがサングレーザーと馬体を併せて最後の直線勝負に出ています。大外回している追い込み勢は外を回した分一完歩遅れているような感じ。
直線半ばでもハナを切ったオールザゴーの脚色は衰えず、むしろ一番人気サングレーザーの脚色が怪しくなってきています。前半で無駄に脚を使った分だけお終いの切れがなくなっているように見えました。
残り200mのところで完全に脚を使い切ったサングレーザーは馬群に飲まれ、二番手に浮上してきたナンヨーマーズ、その差は一馬身ちょっとといったところ、しのげるか…?レースの行方が気になります。
さらに外を回したサロニカがかなりよさそうな脚で順位を上げていこうと言う気配、さらにクリノヤマトオー辺りも脚を伸ばして迫ってきます。
しかしオールザゴーの脚は止まることなくそのまま一気にゴールへゴー、です。
二着争いに半馬身ほど抜けているナンヨーマーズからさらに二馬身程度の差がついています。これはもらった。
オールザゴー、先頭を一度も譲ることなくそのままゴールイン、スピードで押し切り勝ち、と言ったところですね。