今週は七夕賞、プロキオンSと重賞二戦。
七夕賞はサマー2000の開幕戦です。
その裏の函館ではダートのオープン特別マリーンSもあります。
平場では、去年のPOG馬レイエスプランドルが土曜福島10R松島特別に鞍上戸崎JKで出走予定。強そうな馬が三頭ほど見て取れますががんばって欲しいものです。
七夕賞
サマー2000開幕戦の七夕賞はハンデ戦にも関わらず近年は実績馬、上位人気馬の好走が目立つ夏競馬らしくないレースです。
前走エプソムカップで予想に加えて惜しい競馬だったサーブルオール、人気しそうだな、と思いますが、ここで注目したいのはやはりプラチナムバレット。
オープン特別三戦して満足のいく結果は出ていません。以前京都新聞杯を制したときの末脚はひっそり影を潜めています。
うーん、とはいえ、前々走と三走前の二戦は、勝ち馬との差はそれほどなく（0.2秒差/0.3秒差）上がり三ハロンのタイムもそれほど悪くありません。
前走は…かなり負けすぎ、大敗ですがここは見なかったことにしましょうか（笑）
福島といえばコース得意なマイネルサージュも気になる一頭です。前走福島民報杯ではかなり後ろからの競馬でしたが上がり三ハロン最速の脚で逃げるマイスタイルをクビ差捉えて勝利を収めました。福島と言えば平坦小回りで逃げ切りや逃げ残りのイメージがある競馬場ですが、福島で末脚勝負であれだけ走れるマイネルサージュは重賞でもここなら通用してよさそうに思えます。注目の一頭ですね。
ただ、マイネルサージュは連下止まり、という可能性もあります。と言うのももう一頭のマイネル軍団、福島得意なマイネルフロストも出走してくるからです。一発あるとしたらこっちの方がありそうな気もします。前走が休養明け初戦で結構負けが込んでしまいましたが、重馬場が影響したと片付けておくと、去年の七夕賞は二着ですし、2015年の福島民報杯勝利もあります。（ちなみに一昨年の福島民報杯も出走して負けてしまいました。）年齢的にはちょっと厳しい7歳馬ですが、登録メンバーを見渡すと、周囲は重賞未勝利馬が多く、重賞馬は数えるほどしかいません。その内の一頭がマイネルフロスト。
重賞勝利馬、という意味では、キンショーユキヒメも勝ち切ってよさそうな一頭。前々走福島牝馬Sは逃げる一番人気カワキタエンカをギリギリのところでクビ差捉えて勝利しました。マーメイドSは期待ほど走りませんでしたが、ここで巻き返しても不思議ない実力を持っていそうです。
勝ち切る、という点ではプラチナムバレット、その連下にマイネルサージュ、といったところが現実的ですかねぇ…。両方人気しそうですけど。
最近は人気サイドでの決着が多い印象の七夕賞なので、この二頭で決まってもおかしくないかなと思ってはいます。
プロキオンS
人気しそうなのは、フェブラリーステークス三着馬インカンテーション、交流重賞二戦連続二着のキングズガード、オープン特別二連勝中のウインムートあたりでしょうか。
なかでもインカンテーションは注目株ですね。
今年のフェブラリーステークスで勝ったノンコノユメから0.1秒差の三着に好走。もともと去年の武蔵野Sを勝利したり2015年フェブラリーステークスでは二着するなど東京実績があったにしてもかなり走っています。今回は中京競馬場ですが東海Sの三着やレパードSの勝利もあってコース実績も問題なさそう。年齢敵に8歳と言う点だけが引っかかりますが、実績は最上位と言えるかもしれません。
古豪だと7歳馬キングズガードも実力馬の一頭、ただこの馬はスタートがカギとなるかも。あまりに後方待機だと届かずの…ということもあり、信用していいか判断に迷うところがあります。
若い力で言えば交流重賞二連勝中のサクセスエナジーやドバイゴールデンシャヒーンで五着に好走したマテラスカイあたりは人気集めそうですし狙い目にみえます。
5歳世代だとウインムート、ドライヴナイトの二頭、6歳世代だと前走欅Sを逃げ切ったドリームキラリあたりは注意してみておきたいですね。
一言で言えば、混戦模様で取捨に迷うメンバー構成です。勝ち切るとしたらやっぱ四歳馬サクセスエナジーですかね。あまり人気しないことを祈ります。
