SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:二強になった天皇賞(春)は…

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は二強になった天皇賞(春)についての個人的なジンクス。今年(2022年)は該当しないかもしれませんが。

二強になった天皇賞(春)、どっちかが沈む

二強の天皇賞は二頭のマッチレースで決まらないという個人的なジンクス。昔は最強馬の春の大目標が「春の盾=天皇賞(春)」だったこともあって、過去には抜けた二強対決がいくつかあります。

しかし、不思議とこの二強のマッチレースで決まらないのが天皇賞(春)、かならず拮抗しているはずの二強のうち一頭が敗退してしまうという傾向があります。

ここでの二強対決は、一番人気と二番人気が10倍以下の低オッズで、三番人気が10倍を超える、という状況だった天皇賞(春)から、記憶に残っているものを記しています。

ナリタブライアンとマヤノトップガン

時は96年天皇賞(春)。
前哨戦の阪神大賞典がGI並みの盛り上がりを見せたゴール前でナリタブライアンとマヤノトップガンの二頭の接戦。
天皇賞(春)はあのレースの再現を望むファンが多かったように思います。しかし、このレースの予想をしているときにふと思ったのが過去のレース「メジロマックイーンとトウカイテイオーとの二強対決」の記事でした。

その記事には「二強対決は両雄並び立たず=どちらかが沈む」といった趣旨の内容が書かれており、このレースでもそんな二強対決の様相を呈していたことから、
「どっちかを選べば(どっちかを切れば)オッズが期待できる。」
と考えて、選んだのはマヤノトップガン。

結果は、サクラローレルの勝利、ナリタブライアンの二着、マヤノトップガンは5着掲示板に敗退でした。

二強対決となった天皇賞(春)は二強で決着しない、ここまでは狙い通りだったものの、二者択一で失敗していました。

メジロマックイーンとトウカイテイオー

前述の天皇賞(春)を予想するときに研究した過去のレースがこの92年(第105回)天皇賞(春)です。

このレースは単勝1.5倍に推されたトウカイテイオーと連覇を目指す最強馬メジロマックイーンとの激突。
ダービー後のケガから復帰して前哨戦の大阪杯(当時GⅡ)を快勝して挑んだトウカイテイオーに対して、前年同様に阪神大賞典を始動戦として二着に0.8秒差圧勝だったメジロマックイーン。

ここまでケガによる頓挫はあったものの無敗のトウカイテイオーに人気が集まりました。三コーナーや四コーナーまではメジロマックイーンとトウカイテイオーが直線でマッチレースをしそうな勢いに見えるレースでしたが、結局直線伸びあぐねたトウカイテイオーに対し、スーパーステイヤーのメジロマックイーンは全くバテることなく前目押し切っての圧勝、二着は阪神大賞典と同じカミノクレッセが入線し、両雄並び立たずとなったレースでした。

メジロブライトとシルクジャスティス

98年の天皇賞(春)もメジロブライトとシルクジャスティスの二頭が共に2倍台のオッズで人気を集めたレースでした。
阪神大賞典で、この二頭がハナ差の接戦だったというのも前述のマヤノトップガンとナリタブライアンの二頭を彷彿とさせ、「これは二強対決だ。」と盛り上がったものです。
しかし、二強対決は両雄並び立たず、の原則からどちらかしか予想に入れることが出来ない、ということで、私が選んだのはシルクジャスティス。阪神大賞典では1キロの斤量差があってハナ差敗退したシルクジャスティスが、定量戦である天皇賞(春)では同斤量で逆転するだろう、と考えたものです。

しかし、結果はメジロブライトが二着以下に二馬身差の圧勝、二着に10番人気のステイゴールドが入線し、シルクジャスティスは四着に敗退してしまいます。

2022年は…?

ディープボンドとタイトルホルダーの二強?
いや、でもまだまだ第三の存在も怖い今年の天皇賞(春)です。

ただ、もしオッズが二頭にだけ偏るような「二強状態」の天皇賞(春)だった場合、その上位二頭では決まらない過去のレースが数々ある、ということも頭の片隅にあると、違った予想ができるかもしれません。