今週は天皇賞(春)、歴史と伝統の一戦。
三歳馬はダービートライアル青葉賞が土曜日に。
平場では、日曜阪神1R未勝利戦にルールザウイングスが鞍上鮫島(良)JKで出走予定。
デビューから複勝率100%の実績馬が人気しそうで、勝ち切るにはなかなか。それでもチャンスはあると思いますので期待しています。
天皇賞(春)
枠の善し悪しでいえば、人気馬二頭がともに8枠に入りました。二強の実力は認めるところですが大外8枠18番のディープボンドに8枠16番のタイトルホルダー、二頭とも極端な大外枠になるとは思いませんでした。ここをどう考えるかは重要そうな気がします。
波乱の芽があるとしたら、やはり人気馬二頭の外枠の取捨が重要な気がしてきます。
後は展開。このメンバーで逃げと言えばタイトルホルダーですが、アイアンバローズもステイヤーズSで見せた逃げは武器だと思います。タガノディアマンテも場合によっては前に行くタイプ。
でも、ハナを切って勝ち、番手で控えて負けるという戦歴を見る限りでは、やはりここも積極的にハナを切ってレースを引っ張っていくのはタイトルホルダーなのかなという感じはします。
ただ、タイトルホルダーがそんなに楽に逃げきれるかといえば、なかなかにメンバーが揃っています。
ディープボンドも番手で逃げ馬にプレッシャーを掛けるだろうし、上がり馬テーオーロイヤルもディープボンドをマークくらいのポジションだろうなと。となると、結構有力馬が前で牽制し合うような流れになる?
で、この中で絶好の枠に入ったのが1枠1番のアイアンバローズ、前評判より人気を被りそうな感じがしてきます。
ステイヤーズS二着の時はまだそれほど長距離実績があるわけではありませんでしたが、その二着から今年の阪神大賞典二着と長距離重賞を連続二着、去年阪神大賞典を圧勝したディープボンドに3/4馬身差と肉薄しています。
3000m超のレースで真価を発揮した感のあるアイアンバローズ、最内枠ということも含めてかなり魅力的に見えてきました。
アイアンバローズ以外ではダイヤモンドSで重賞初制覇、四連勝の勢いが魅力のテーオーロイヤルも、どちらかといえば内寄りの枠を引いており魅力的です。
穴目だと、重賞三戦でいずれも複勝圏内には走っているヒートオンビート、もしくは格上挑戦で万葉Sを勝利し前走阪神大賞典四着と長丁場の実力を見せたマカオンドールあたりでしょうか。どれくらい内枠にこだわっていこうかという予想のバランスが重要になってきそうです。
青葉賞
最近はきっちり人気馬が走ってダービーへの切符を手にするようなレースのイメージが個人的にはあります。
ただ、今年は一勝馬も多く、気になる大寒桜賞の勝ち馬ブラックブロッサムも(同じ中京2200m戦の)京都新聞杯の出走でこちらには出てきていません。
と、なると二勝馬かなぁと。人気が出そうなのはレヴァンジル、東京2400mのゆりかもめ賞を勝利し、すみれSで二着好走(ただゆりかもめ賞でクビ差退けたポッドボレットにクビ差負けてしまった二着ではありますが)もあり、既にオープンクラスで結果を出している点に加え、今年も短期免許で参戦のレーンJKの手綱と人気になる要素を揃えています。
ただ、他にも有望な二勝馬は多数、前走東京2000mのフリージア賞を勝利したジャスティンスカイもそんな一頭。
好位から抜け出して押し切っての勝利、負けたのはデビュー戦でロンに先着を許しただけ、前走は+22キロと馬体重大幅増での出走でしたが成長分なのか全くものにせず快勝でした。人気はそれほど被らないだろうと思いますのでここは狙い目のように思えます。
東京は初コースとなりますが前走水仙賞で二勝目のロードレゼルも気になる存在。ただロードレゼルは前走がクビ差の接戦だったオウケンボルトがその後スプリングSで着外に大敗したことで一枚落ちそうな感もあります。オッズ的には狙い目かも。
あとは一勝馬ですが、デニムアンドルビーやキタノコマンドールの全弟となる良血馬ダノンギャラクシー、鞍上ルメールJKで人気も出そうですが、未勝利戦の前走は東京2400m戦で上がりの脚が強烈でした。瞬発力勝負なら。
あとは穴狙いなら大寒桜賞で勝ったブラックブロッサムに八馬身差付けられた二着でしたがサンライズエースあたりを検討。