今週は函館競馬場の名物レース、荒れる函館記念。
一番人気が次々と飛んでしまうレース、いかにも夏競馬な一戦ですね。
平場では、前回のPOG馬が多数出走、土曜中京2Rは初勝利を目指して未勝利戦にローザジンベルトが鞍上斉藤JKで出走、同じ土曜中京8Rはヴィルトゥースが鞍上西村JKで、タンタラスが鞍上川田JKで出走します。タンタラスは人気サイドでヴィルトゥースはたぶん人気薄、二頭は対照的な人気二なりそうですが、どっちも頑張って欲しいです。
日曜には中京6R新馬戦にPOG馬ローヌグレイシアがデビュー戦を迎え、非常に楽しみな新馬戦です。相手関係を見てもいきなり勝ち上がりを狙えそうなメンバーに見えますので、期待が高まります。鞍上も川田JKと期待を持たせてくれそうな鞍上でのデビュー戦、楽しみに見守りたいです。
同日最終レースとなる中京12Rではエスポワールが鞍上デムーロJKで出走してきます。
昇級初戦となりますがこれまでの戦歴が底をみせていない戦歴、いきなりの昇級初戦で連勝を飾る場面もありそうな一戦です。これも楽しみ。
函館記念
一番人気が勝てないレースと言われているものの、ずーっと穴馬の台頭が目立つ函館記念。穴党にとってはどうあってもやらなきゃいけないレースの一つです。
とはいえ、穴党にも的中は困難な荒れるレース。なかなか難しそうです。
まずは今年の重賞戦線で活躍しているステイフーリッシュかなと思います。今年の成績だけでいえば実績最上位といえますし。
ステイゴールド産駒はツクバアズマオーのように洋芝得意で函館記念の好走があるという特徴も追い風です。ステイフーリッシュ自身も金杯二着に京都記念で連続二着、前走鳴尾記念では三着という具合に重賞であと一歩のところまで来ているが勝ちきれないという状況、ここでも要チェックですね。
次いで函館といえばマイスタイルですね。
前走巴賞からの参戦、その前走巴賞では内に入れて前が詰まったようで、まったく競馬になっていませんでした。前走の不利を考慮すると前走負けて人気を落とすのはむしろ歓迎と言えるかもしれませんね。函館の洋芝適正はいうまでもなく適正アリの判断ができるので乗り方一つで変わり身ありそうです。
そして人気を集めそうなエアスピネル
大物の参戦で盛り上がりそうな函館記念は、実力はGI級のエアスピネルが参戦で人気を集めそうです。
一時期より勢いに陰りが見えるようなエアスピネルですが、まだ老け込む年じゃないでしょうし、休養明け初戦は走っていないといってもマイルCS二着の実績はやはり侮りがたいものがあります。
でも一番人気が馬券にならないようなレースですからね。取捨は慎重に判断しないといけないかなとは思っています。
函館記念って意外とおかわりといいますか、二年連続での好走が少ないレースというのも気になるポイントですね。
2014年勝ち馬ラブイズブーシェが翌年には10着に大敗、その2015年勝ち馬ダービーフィズは翌年に11着に大敗、その2016年の勝ち馬マイネルミラノは翌年に11着に大敗、という具合に、前年の勝ち馬が出走してきても信用できるとは限らないのがポイントかもしれません。洋芝で好走しているイメージのサクラアンプルールも去年こそ二着好走も一昨年は9着に大敗していますし、ツクバアズマオーは2016年に3着好走も翌年2017年は10着に大敗しています。2005年から2006年、2007年と三連覇したエリモハリアーのイメージとか洋芝適正が好走条件の一つという点で連続して好走をしそうに考えがち(逆に好走しなかった馬は消しがち)ですが、この点は頭に置いておいたほうがいいのかも。
今年の出走馬では、去年の上位馬の出走はなく、5着スズカデヴィアス、8着ナイトオブナイツ、10着ブラックバゴの三頭が去年の出走馬となりますが、これをどう判断するかも取捨のポイントになるんじゃないかと考えています。
特に前走巴賞からの出走が多い今年、巴賞勝利のスズカデヴィアス、二着のナイトオブナイツの二頭は去年の大敗から巻き返すというサクラアンプルールのパターンに入るのかどうか、という点は気になります。